2014-06-21 | |
テーマ:京都検定 |
京都検定過去問 その306
今回は京都検定の過去問をお届けします。
写真と解説付きで4問、出題していますので
チャレンジしてみて下さいね。
1問目にいってみましょう。
【問題】
京都では元日に( )の雑煮を食べて一年の門出を祝うのが一般的である。
ア.白味噌
イ.赤味噌
ウ.すまし
エ.あずき
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
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では、答えですっ。
【答え】
ア.白味噌
白味噌は
米麹(こめこうじ)と呼ばれる
麹菌を繁殖させた白米を多くし
塩分を控えて熟成期間を短くする事で
白く甘い味噌になるそうですよ
※詳しくは、一味違う京都のお雑煮の記事をご覧ください。
ちなみに白味噌の記録は
927年に編纂された延喜式(えんぎしき)には
『山城白味噌』という記述があるそうです。
※延喜式とは平安時代に、藤原時平らが中心となって作られた(律令の)施行細則です。
続いて2問目にいってみましょう。
【問題】
南宋の画家牧谿(もっけい)の代表作として名高く、足利将軍家伝来の大名物ともなった大徳寺本坊の国宝の水墨画はどれか。
ア.観音猿鶴図(かんのんえんかくず)
イ.瓢鮎図(ひょうねんず)
ウ.秋景冬景山水図(しゅうけいとうけいさんすいず)
エ.天橋立図(あまのはしだてず)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
ア.観音猿鶴図
牧谿は
13世紀後半に活躍した僧であり
画家であった人なんですよ。
亜流画家や偽物も作られるほど
有名な人だったそうです
観音猿鶴図は
3幅からなる水墨画です。
左に鶴、中央に観音、右に猿の親子が描かれ
足利義満の所蔵印が押されているそうですよ。
3問目にいってみましょう。
【問題】
三十三間堂の本尊千手観音坐像(国宝)を制作した慶派一門の中心人物は誰か。
ア.院助(いんじょ)
イ.快慶(かいけい)
ウ.湛慶(たんけい)
エ.長勢(ちょうせい)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.湛慶
三十三間堂は正式名称を
『蓮華王院(れんげおういん)』と言い
後白河上皇の勅願で
平清盛により建てられたお寺として有名ですよね。
※詳しくは、三十三間堂の記事をご覧ください。
湛慶は鎌倉時代初期に活躍した仏師で
東大寺金剛力士像を作ったとして有名な
運慶の息子なんですよ
そんな彼が亡くなる2年前に完成させたのが
千手観音坐像と言われています。
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので、選択肢ではありません。
ズバリでお答え下さい。
【問題】
茶事における懐石料理の献立の構成は、( )を基本とする。
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
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では、答えですっ。
【答え】
一汁三菜(いちじゅうさんさい)
一汁三菜とはその名の通り
1種類の汁物と
3種類の菜(ご飯やおかずなど)からなる
献立の事です。
千利休ゆかりの大徳寺
わび茶を大成させた千利休が
空腹のまま濃いお茶を飲むのは胃によくないので
確立した茶懐石の献立がもとになっていると言われているんですよ
という事で本日も4問出題させていただきました。
皆さんは何問正解されましたか?
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