2014-05-24 | |
テーマ:京都検定 |
京都検定過去問 その298
今回は京都検定の過去問をお届けします。
写真と解説付きでご紹介していますので
問題にチャレンジしてみてくださいね
1問目です。
【問題】
小野門跡ともいわれる( )には、小野小町ゆかりの井戸や深草少将(ふかくさのしょうしょう)の文塚などがある。
ア.隨心院(ずいしんいん)
イ.誠心院(せいしんいん)
ウ.引接寺(いんじょうじ)
エ.清凉寺(せいりょうじ)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ア.隨心院
隨心院は
京都市の山科区にあり
小野小町邸宅跡に建つお寺です。
深草少将は小野小町に恋をし
彼女と一緒になる為に
毎晩、片道5キロの道のりを歩いた人なんですよ
※このエピソードをもとにした童歌『はねず踊り』が隨心院で行われています。詳しくは、はねず踊り 2013(隨心院)の記事をご覧下さい。
選択肢の『イ.誠心院』は
和泉式部が初代住職を務めたお寺で
彼女の墓と伝えられる石塔があります。
※詳しくは、誠心院の記事をご覧下さい。
選択肢の『ウ.引接寺』は
閻魔大王が安置されているお寺で
紫式部の供養塔があります。
※詳しくは、千本ゑんま堂(引接寺)の記事をご覧下さい。
選択肢の『エ.清凉寺』は
日本三如来の1つが安置されているお寺で
光源氏(源氏物語の主人公)のモデルと言われている
源融(みなもとのとおる)の別荘があった場所と言われているんですよ。
※詳しくは、嵯峨釈迦堂(清凉寺)の記事をご覧下さい。
2問目にいってみましょう。
【問題】
「苔寺」で知られる西芳寺の庭園を造った僧侶は誰か。
ア.関山慧玄(かんざんえげん)
イ.春屋妙葩(しゅんおくみょうは)
ウ.夢窓疎石(むそうそせき)
エ.宗峰妙超(しゅうほうみょうちょう)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.夢窓疎石(むそうそせき)
夢窓疎石は僧侶でありながら
優れた作庭家としても有名な人なんです。
等持院の『芙蓉池(ふようち)』
京都には彼の手がけた庭園が
数多く残されているんですよ
※詳しくは、夢窓疎石の手がけた京都の庭の記事をご覧下さい。
選択肢の『ア.関山慧玄』は
鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて活躍した僧侶で
明治天皇から『無相大師』という
諡号(しごう・贈り名)を与えられた人です。
選択肢の『イ.春屋妙葩』は
南北朝時代に活躍した僧侶で
夢窓疎石に学んで
選択肢の『エ.宗峰妙超』は
鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて活躍した僧侶で
大徳寺を創建した人です。
では3問目です。
【問題】
天台宗三門跡の一つで、書道に優れた第17世門主尊円親王(そんえんしんのう)が、江戸時代の公文書の書体となった御家流(おいえりゅう)を創始した寺院はどこか。
ア.三千院(さんぜんいん)
イ.聖護院(しょうごいん)
ウ.青蓮院(しょうれんいん)
エ.妙法院(みょうほういん)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.青蓮院
青蓮院は
天台宗三門跡の1つに数えられ
門前にある大クスノキ(京都市天然記念物)が有名なお寺です。
※詳しくは、青蓮院 その1の記事をご覧下さい。
尊円親王は
伏見天皇(ふしみてんのう・第92代天皇)の第6皇子で
3度の天台座主(てんだいざす・首長)になった人なんですよ。
御家流は
藤原行成(ふじわらのゆきなり)を始祖とする
世尊寺流 (せそんじりゅう)の書を最初に学び
後、小野道風(おののどうふう)らの影響を受けて
完成したと言われています
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので選択問題ではありません。
ズバリでお答え下さいね。
【問題】
三条御幸町にあり、男の子がさわれば力持ちになるとか、病魔や火魔から逃れられると言い伝えられている石を何と呼ぶか。
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
弁慶石(べんけいいし)
弁慶石の弁慶とは
怪力で有名で
源義経(みなもとのよしつね)の家来だった人ですよね。
この石はそんな弁慶が愛したとされ
京土産のあぶらとり紙として有名な
よーじや三条店の店前に置かれています。
弁慶石についてはおもしろエピソードが
2つありますので
詳しくは、弁慶石の記事をご覧下さい
という事で本日も4問出題させていただきました。
皆さんは何問正解されましたか?
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