2014-03-22 | |
テーマ:京都検定 |
京都検定過去問 その281
本日は解説と写真付きで
京都検定過去問を取り上げたいと思います。
3級~1級まで出題しているので
チャレンジしてみて下さいね
では1問目にいってみましょう。
【問題】
東本願寺の東側にある庭園( )は、宣如(せんにょ)が、石川丈山(いしかわじょうざん)らとともに作庭した。
ア.楽水苑(らくすいえん)
イ.渉成園(しょうせいえん)
ウ.滴翠園(てきすいえん)
エ.有清園(ゆうせいえん)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.渉成園
東に150メートルほど行った所にあるんですよ。
通称『枳殻邸(きこくてい)』とも呼ばれています。
※詳しくは、渉成園の記事をご覧ください。
選択肢の『ア.楽水苑』は
城南宮にある神苑です。
※詳しくは、城南宮 その3の記事をご覧下さい。
選択肢の『ウ.滴翠園』は
西本願寺にある枯山水庭園です。
京の三閣の1つ、飛雲閣があるんですよ
選択肢の『エ.有清園』は
三千院境内にあるお庭です。
※詳しくは、三千院の記事をご覧下さい。
続いては2問目です。
【問題】
茶室に至るまでの庭であり、わび茶のための空間として生み出された庭園である( )は、「市中の山居」を理想とした。
ア.露地(ろじ)
イ.坪庭(つぼにわ)
ウ.通り庭(とおりにわ)
エ.枯山水(かれさんすい)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ア.露地
露地とは露地庭(茶庭)とも言い
茶室へ行くまでのお庭のことなんですね。
桂春院にある『侘の庭(わびのにわ)』
茶室を演出する目的で作られたもので
通常、手水鉢や腰掛、雪隠(せっちん)
そして中門などがあります
大法院の方丈前にある露地庭
もともとは
茶室に向かう通じる路として
『路次(路地)』と言われていましたが
江戸時代中期には
露地という字が使われるようになったみたいですよ。
3問目にいってみましょう。
【問題】
大倉財閥の創始者、大倉喜八郎(おおくらきはちろう)の別邸の一部であった東山の( )は、伊藤忠太(いとうちゅうた)設計による昭和初期の名建築である。
ア.祇園閣(ぎおんかく)
イ.長楽館(ちょうらくかん)
ウ.伝道院(でんどういん)
エ.祇園甲部歌舞練場(ぎおんこうぶかぶれんじょう)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ア.祇園閣
祇園閣は1928年に建てられた
3階建ての建物で
祇園祭の山鉾を模して
建てられたそうですよ
※八坂神社と高台寺の真ん中に位置する大雲院(だいうんいん)境内にあります。
大倉喜八郎は、当初
金閣、銀閣に次ぐ銅閣を
建てたかったと言われています。
伊藤忠太は
明治~昭和にかけて活躍した
建築家です。
※祖父はシーボルトの弟子だったそうですよ。
法隆寺(ほうりゅうじ・奈良)が
世界最古の木造建築である事を示したり
平安神宮や明治神宮などの設計に携わった人なんです
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので、選択問題ではありません。
ズバリでお答え下さい。
【問題】
花簪(はなかんざし)は、舞妓の髪を飾る装飾というだけでなく、季節を彩るシンボルとして、月ごとに決まった花簪を髪に挿すしきたりがある。9月の花簪は( )である。
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
桔梗(ききょう)
花簪は月ごとに
変えるだけでなく
キャリアによっても
違いがあるそうですよ
ちなみに各月ごとに挿す
かんざしの代表的なものは・・・
1月『松竹梅(1月15日までは稲穂)』
2月『梅』
3月『菜の花』
4月『桜』
5月『藤』
6月『柳』
7月『団扇』
8月『ススキ』
9月『桔梗』
10月『菊』
11月『紅葉』
そして
12月『まねき』
となっています。
※まねきとは、役者の名前が書かれた看板の事なんですよ。詳しくは、まねき上げ 2012(南座)の記事をご覧下さい。
という事で本日も4問出題させていただきました!
みなさんは何問正解されましたか?
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