2013-12-30 | |
テーマ:京都検定 |
京都検定過去問 その255
昨日に引き続き
本日も京都検定の過去問を出題します。
気軽に挑戦してみてね
1問目にいってみましょう。
【問題】
池坊のいけばなを体系化した「専応口伝(せんおうくでん)」を著した池坊専応は、( )の住職であった。
ア.大覚寺
イ.頂法寺(六角堂)
ウ.東福寺
エ.仁和寺
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.頂法寺(六角堂)
六角堂は
本堂の屋根が六角形をしている事から
その名が付いたと言われているお寺なんですよ
池坊専応は室町時代末期に活躍した人で
池坊における花道の大成者と言われています。
専応口伝は
1537年、池坊専応により伝えられた花伝書の写しで
『立花(りっか・いけばなの形式の1つ)』の心得や技法が記されているそうですよ。
※六角堂について詳しくは、六角堂(頂法寺) その2の記事をご覧下さい。
続いて2問目にいってみましょう。
【問題】
春と秋に、神苑を流れる遣水(やりみず)を前に、平安王朝の風俗を再現する城南宮の行事は何か。
ア.万灯流し
イ.曲水の宴
ウ.水まつり
エ.御手洗祭
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.曲水の宴
4月29日と11月3日、境内にある
『平安の庭』で行われているんですよ
また上賀茂神社でも同様の行事が
4月第2日曜日に行われています。
※『曲水の宴』について詳しくは、曲水の宴 2011(城南宮)や、賀茂曲水宴 2012(上賀茂神社)の記事をご覧下さい。
ちなみに城南宮には
『平安の庭』の庭以外にも
『春の山』『室町の庭』『桃山の庭』『城南離宮の庭』
という5つの庭があり四季折々の景色を楽しむ事が出来るんですよ
※詳しくは、城南宮 その2、城南宮 その3の記事をご覧下さい。
では3問目にいってみましょう。
【問題】
末法思想の浄土信仰が流行するなか、天喜元年(1053)に造立された平等院鳳凰堂の( )(国宝)には、和様彫刻の完成を見ることができる。
ア.釈迦如来坐像
イ.薬師如来坐像
ウ.大日如来坐像
エ.阿弥陀如来坐像
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
エ.阿弥陀如来坐像
阿弥陀如来坐像は
寄木造(よせぎづくり)と呼ばれる技法で
定朝(じょうちょう・平安時代後期に活躍した仏師)により
造られました。
世界遺産にもなっている平等院は
藤原道長の宇治殿(別荘)を
頼通(よりみち・道長の息子)が寺院とした事に始まるお寺です
ちなみに鳳凰堂内には
『雲中供養菩薩像(うんちゅうくようぼさつぞう)』という
雲に乗り空を舞う菩薩が
阿弥陀如来坐像を囲むようにかけられているんですよ。
※詳しくは、平等院の記事をご覧下さい。
最後の問題は
1級からの出題になりますので選択肢ではありません
ズバリでお答え下さい!
【問題】
舞妓の花簪(はなかんざし)は花街の季節を彩るシンボルでもあり、月ごとに変わる。12月に舞妓が髪に挿すのはどんな簪か。
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
(顔見世の)まねき
まねきとは
役者の名前が書かれた看板の事です。
南座(歌舞伎や演劇を行う有名な劇場)では
『まねき上げ』という
大小それぞれのまねきを50個ほど
劇場正面に掲げるイベントが行われているんですよ
※詳しくは、まねき上げ 2012(南座)の記事をご覧下さい。
ちなみに月ごとに変わる花簪は
1月『松竹梅(1月15日までは稲穂)』
2月『梅』
3月『菜の花』
4月『桜』
5月『藤』
6月『柳』
7月『団扇』
8月『ススキ』
9月『桔梗』
10月『菊』
11月『紅葉』
そして
12月『まねき』
などを着けます♪
という事で本日も4問出題させていただきました!
みなさんは何問正解されましたか?
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