2013-10-28 | |
テーマ:京都検定 |
京都検定過去問 その229
今回は京都検定の過去問をお送りします。
写真と解説付きですので
是非チャレンジしてみて下さいね
では1問目に行ってみましょう。
【問題】
「京の台所」と称される( )市場には、細い路の両側に鮮魚や青果の店が並び立つ。
ア.黒門(くろもん)
イ.築地(つきじ)
ウ.近江町(おうみちょう)
エ.錦(にしき)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
エ.錦
錦市場は
京都のメインストリートである四条通より
一筋北にある390メートルの通りです。
地下水に恵まれ
生モノを冷やすのに向いていた事から
江戸時代には魚市場として栄えたと言われています
※1615年には江戸幕府より『魚問屋』と名乗る事を許されたそうです。
そんな錦市場の最東端には
錦の天神さんと言われる
錦天満宮あります。
※詳しくは、錦天満宮の記事をご覧下さい。
また江戸時代中期に活躍した、絵師であり芸術家の
伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)は錦市場出身の人物なんですよ。
※伊藤若冲について詳しくは、両足院 その3の記事をご覧下さい。
続いては2問目です。
【問題】
年に一度、節分の日に販売される( )は、厄除けの菓子とされる。
ア.引千切(ひちぎり)
イ.法螺貝餅(ほらがいもち)
ウ.嘉祥菓子(かじょうがし)
エ.粽(ちまき)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.法螺貝餅
法螺貝餅は
法螺貝の形をした和菓子です。
白味噌あんにゴボウを挿し
水で溶いた小麦粉を
クレープ状に薄く焼き上げ包んでいるんですよ
聖護院住職からの要請で
柏屋光貞(かしわやみつさだ・1806年創業)の9代目が
法螺貝に似せて作ったお菓子と言われています。
続きまして3問目に行ってみましょう。
【問題】
大原野の十輪寺には、「ちはやぶる 神代(かみよ)もきかず 竜田川 からくれなゐ(い)に 水くくるとは」の歌を詠んだ( )の塩竃跡にちなむ伝説が残る。
ア.菅原道真(すがわらのみちざね)
イ.在原業平(ありわらのなりひら)
ウ.小野小町(おののこまち)
エ.小野篁(おののたかむら)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.在原業平
在原業平は
平安時代初期の歌人で
平安のプレイボーイとも言われる人物です。
十輪寺は、彼が晩年過ごした寺であった事から
別名『なりひら寺』と呼ばれています
この寺に残る塩竃跡にちなむ伝説とは
在原業平が
塩を焼いて藤原高子(ふじわらのたかこ・清和天皇の女御)への思いを
煙に託し心を慰めたと言うものなんですね。
※詳しくは、業平忌 2012(十輪寺)、京都 検定過去問 その117の記事をご覧下さい。
ちなみに問題にもある
「千早振る 神代もきかず 竜田川 から紅に 水くくるとは」
とは
「紅葉が竜田川の水面に映り、川を、こんなにも美しく染め上げてているなんて
古代の神々でさえ聞いた事がないと言っていますよ。」
と詠っているんですね。
最後は1級からの出題となるので
選択問題ではありません。
ズバリでお答え下さい!
【問題】
江戸後期の京焼の陶工で、主に煎茶器を製作、のち青蓮院宮粟田御所(しょうれんいんのみやあわたごしょ)の御用焼物師となったのは誰か。
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
青木木米(あおきもくべい)
青木木米は
江戸時代後期に活躍した
陶器を作る職人で絵師でもあった人物です。
元々は古器や古銭に興味があったそうですが
本格的に勉強していくうちに陶芸を志し
粟田口(あわたぐち・東海道の出入口)に工房を開いたと言われています。
青蓮院宮粟田御所は
天台宗五門跡の1つ
青蓮院の通称なんですよ
※門跡とは、門跡寺院の事で皇族や摂家が出家するお寺の事です。詳しくは、天台宗五門跡の記事をご覧下さい。
青蓮院には日本3不動の1つで
通称『青不動』と呼ばれる
青不動明王二童子像(あおふどうみょうおうにどうじぞう)が有名なお寺です。
※詳しくは、青蓮院 その1の記事をご覧下さい。
という事で、本日も4問お届けしました。
みなさんは何問正解されましたか?
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