メモ2013-05-14
テーマ:京都検定

京都検定過去問 その175

今回も京都検定の過去問を出題させていただきます。


写真と解説付きですので

是非、問題にチャレンジしてみて下さいね

では早速1問目です。


【問題】

祇園祭

祇園祭に欠かせない(   )は、プロの板前でも骨切りに長い修行を必要とする。

ア.鯛(たい)

イ.鱧(はも)

ウ.鰊(にしん)

エ.鯉(こい)

答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★

・・・

・・・

・・

では、答えですっ。

【答え】

イ.鱧

京都の夏の風物詩と言われる『鱧』は

祇園祭の時期になると、食べられる海水魚です。

※この事から祇園祭を『鱧祭』と呼んだりもするそうです。


小骨の多い魚である鱧がどうして京都で

多く食されていたのかと言うと・・

その昔、海が近くに無い京都では

遠方より魚が持ち込まれました。


しかし夏場になると

多くの魚は道中で死んでしまったそうです。


そんな中、生命力の強い鱧は

夏場でも生きたまま持ち込めた事から

料理人に重宝されていたんですね


『骨切り』は、鱧を調理する上での下処理にあたる工程で

腹側から開いた鱧の身に包丁を入れる作業です。

骨だけを細かく刻み、外側の皮を傷つけないように

包丁を入れるのが大変難しいそうですよ


では2問目です!


【問題】

妊婦が妊娠5ヶ月になると腹に巻く岩田帯は、何の日から巻くとよいとされるか。

ア.辰(たつ)

イ.卯(う)

ウ.未(ひつじ)

エ.戌(いぬ)

答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★

・・・

・・・

・・

では、答えですっ。

【答え】

エ.戌

この帯は、胎児や妊婦を保護する役割の他に

信仰的な意味合いが強いんですね


かつて、神功皇后(じんぐうこうごう)が

妊娠中にもかかわらず

新羅の国(現在の朝鮮)へと出兵した際に

出産を延ばす為に『月延石(つきのべいし)』

と『鎮懐石(ちんかいせき)』

という2つの石を帯で体に巻いて出産を遅らせたと言われ

戦ったと言われています。


この帯こそが『岩田帯』の起源なんですね


その後、三韓征伐を成し遂げ

無事に元気な子供を産んだ神功皇后にあやかり

岩田帯が民間の間で巻かれるようになりました。

※神功皇后や三韓征伐について詳しくは藤森神社の記事をご覧下さい。


船鉾

祇園祭の鉾の1であり

神功皇后の像を乗せている『船鉾』でも、巡行の後

像に巻かれていた岩田帯を妊婦に授与する慣わしが

あるんですよ

船鉾について詳しくは、祇園祭 船鉾八坂神社)の記事をご覧ください。


ちなみに、戌の日が選ばれるのは

犬が多産である事や、出産が軽い(スムーズに生まれる)事が

理由にあるそうです。


では3問目にいってみましょう。


【問題】

本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)が(   )と協力して出版した嵯峨本は、装丁の美しさが特徴で、表紙・本紙に雲母紙(きららがみ)を用い『百人一首』や『源氏物語』などが出版された。

ア.尾形光琳(おがたこうりん)

イ.角倉素庵(すみのくらそあん)

ウ.近衛信尹(このえのぶただ)

エ.長谷川等伯(はせがわとうはく)

答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★

・・・

・・・

・・

では、答えですっ。

【答え】

イ.角倉素庵(すみのくらそあん)

本阿弥光悦は、江戸時代初期の『芸術家』と言われる人物であり

書道家、陶芸家、画家といった様々な顔を持っている

マルチアーティストでした。


光悦寺

こちらは光悦が芸術村を築いた地、鷹ヶ峰にある光悦寺です。


そんな彼が

京の豪商であった角倉素庵と共同で出版したのが

嵯峨本です。

当時では珍しい活版印刷の技術を使い製作されました。

※活版印刷とは、単語別のハンコを組み合わせて文章にし、印刷する技術の事です。


問題にもある雲母紙は

筆の走りが良いのが特徴とされる紙で

雲母と呼ばれる鉱物から作られたものだそうですよ

※本阿弥光悦について詳しくは本阿弥光悦ゆかりの地巡りや光悦寺 の記事をご覧下さい。


では最後の問題です。

1級からの出題になりますので、選択肢ではありません。

ズバリでお答え下さい。


【問題】

宇治橋

宇治橋から宇治上神社を通って源氏物語ミュージアムに至る、源氏ロマンあふれる道を何というか。

答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★

・・・

・・・

・・

では、答えですっ。

【答え】

さわらびの道

源氏物語は平安時代中期に

紫式部によって書かれた長編の文学作品です。


その多くが京の都を舞台となっていますが

後半は、薫(かおる・光源氏の息子)を主人公とした

『宇治十帖(うじじゅうじょう)』と呼ばれる章にあたり

宇治が舞台となっています


この事から、宇治には数多くの『源氏物語ゆかりの地』が存在し

紫式部の銅像や、源氏物語ミュージアムなども

建てられる事となりました


ちなみに『さわらび』という名前は

源氏物語の第48帖のタイトル『早蕨(さわらび)』から

名付けられたものなんですね。

※源氏物語について詳しくは源氏物語ゆかりの地巡りの記事をご覧下さい。


という事で本日も4問出題させていただきました。

皆さんは何問正解されましたか?





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