メモ2013-03-13
テーマ:京都検定

京都検定過去問 その150

こんにちは京子です。

今回も京都検定の中から

過去問をお届けしたいと思います。

早速、チャレンジしてみて下さいね。


では1問目です。

【問題】

北野大茶湯之址

天正15年(1587)、「北野大茶湯」で豊臣秀吉に賞賛されたのをきっかけに、北野名物となった菓子はどれか。

ア.どら焼(どらやき)

イ.法螺貝餅(ほらがいもち)

ウ.長五郎餅(ちょうごろうもち)

エ.鎌餅(かまもち)

答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★

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・・

では、答えですっ。

【答え】

ウ.長五郎餅


長五郎餅

河内屋長五郎(かわちやちょうごろう)によって作られた

餡子を薄い餅の皮で包んだお餅です


1587年、北野大茶湯(豊臣秀吉が北野天満宮で行った大規模な茶会)で

秀吉に餅を献上すると、とても気に入られ

名前を『長五郎餅』と名乗るように言われたそうです


毎月25日には北野天満宮境内でお店を出されているので

気になった方は足を運んでみて下さい。


続きまして2問目です。

【問題】

日吉山王神社(ひえさんのうじんじゃ)の神の使いとして、京都御所の鬼門(北東)に祀られている木彫りの動物は何か。

ア.犬

イ.兎

ウ.猪

エ.猿

答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★

・・・

・・・

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では、答えですっ。

【答え】

猿ヶ辻(京都御所)の猿

エ.猿


どうして猿が祀られているのかと言いますと

方角を十二支に当てはめた場合

北東(鬼門)の対角に位置するのが『申(猿)』だからなんです。

つまり真逆に位置するので鬼門(鬼や悪い物)に対抗出来ると考えられていました


日吉山王神社(日吉大社の事)にいる猿は

神猿(まさる・神様の使い)と言われ

『魔が去る』『勝る』に通じる事からその名前になったそうです。


その猿を御所の鬼門に置いた事が『猿ヶ辻』の始まりです。

猿ヶ辻について詳しくは、猿ヶ辻京都御所)の記事をご覧ください。


3問目に行ってみましょう。

【問題】

鳳凰堂

平等院の「阿弥陀如来像」(重文)の作者は誰か。

ア.運慶(うんけい)

イ.定朝(じょうちょう)

ウ.覚助(かくじょ)

エ.長勢(ちょうせい)

答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★

・・・

・・・

・・

では、答えですっ。

【答え】

イ.定朝


阿弥陀如来像は

10円玉で有名な平等院鳳凰堂の中にあります。


定朝は平安時代後期に活躍した仏師で

寄木造(よせぎづくり・複数の木材を繋ぎ合わせて大きな仏像を作る技法)を完成させた人です


阿弥陀如来像の他にも

同じ鳳凰堂内にあり

極楽浄土の様子を表現していると言われる

雲中供養菩薩像(うんちゅうくようぼさつぞう)も彼の作品なんですよ


最後の問題は

1級からの出題になりますので選択肢ではありません

ズバリでお答え下さい!


【問題】

伏見稲荷神社の鳥居

伏見稲荷大社の起源は、和銅4年(711)、秦伊呂具(はたのいろぐ)が稲荷山の(   )に三柱の神を祀ったことに始まる。

答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★

・・・

・・・

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では、答えですっ。

【答え】

三ヶ峰(みつがみね)


伏見稲荷大社

全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮で

商売の神様として有名な神社です


711年、秦伊呂具(秦氏の棟梁)が餅を的にして

矢を放ったところ

その餅が白い鳥に姿を変えて三ヶ峰に飛び去ります。


白い鳥が降り立った地には稲がたくさん実り

この事を神様の仕業と考えた秦伊呂具が

社を建てたのが伏見稲荷大社の始まりと言われています


その日が初午(はつうま・2月最初の午の日)だった事から

初午の日には『初午大祭』が行われているんですよ。

※詳しくは、初午大祭 2012(伏見稲荷大社)の記事をご覧ください。


という事で本日も4問出題させていただきました!

みなさんは何問正解されましたか?





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