こんにちは京子です。
今回も京都検定の中から
過去問をお届けしたいと思います。
早速、チャレンジしてみて下さいね。
では1問目です。
【問題】
天正15年(1587)、「北野大茶湯」で豊臣秀吉に賞賛されたのをきっかけに、北野名物となった菓子はどれか。
ア.どら焼(どらやき)
イ.法螺貝餅(ほらがいもち)
ウ.長五郎餅(ちょうごろうもち)
エ.鎌餅(かまもち)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.長五郎餅
長五郎餅は
河内屋長五郎(かわちやちょうごろう)によって作られた
餡子を薄い餅の皮で包んだお餅です
1587年、北野大茶湯(豊臣秀吉が北野天満宮で行った大規模な茶会)で
秀吉に餅を献上すると、とても気に入られ
名前を『長五郎餅』と名乗るように言われたそうです
毎月25日には北野天満宮境内でお店を出されているので
気になった方は足を運んでみて下さい。
続きまして2問目です。
【問題】
日吉山王神社(ひえさんのうじんじゃ)の神の使いとして、京都御所の鬼門(北東)に祀られている木彫りの動物は何か。
ア.犬
イ.兎
ウ.猪
エ.猿
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
エ.猿
どうして猿が祀られているのかと言いますと
方角を十二支に当てはめた場合
北東(鬼門)の対角に位置するのが『申(猿)』だからなんです。
つまり真逆に位置するので鬼門(鬼や悪い物)に対抗出来ると考えられていました
日吉山王神社(日吉大社の事)にいる猿は
神猿(まさる・神様の使い)と言われ
『魔が去る』『勝る』に通じる事からその名前になったそうです。
その猿を御所の鬼門に置いた事が『猿ヶ辻』の始まりです。
※猿ヶ辻について詳しくは、猿ヶ辻(京都御所)の記事をご覧ください。
3問目に行ってみましょう。
【問題】
平等院の「阿弥陀如来像」(重文)の作者は誰か。
ア.運慶(うんけい)
イ.定朝(じょうちょう)
ウ.覚助(かくじょ)
エ.長勢(ちょうせい)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.定朝
阿弥陀如来像は
10円玉で有名な平等院鳳凰堂の中にあります。
定朝は平安時代後期に活躍した仏師で
寄木造(よせぎづくり・複数の木材を繋ぎ合わせて大きな仏像を作る技法)を完成させた人です
阿弥陀如来像の他にも
同じ鳳凰堂内にあり
極楽浄土の様子を表現していると言われる
雲中供養菩薩像(うんちゅうくようぼさつぞう)も彼の作品なんですよ
最後の問題は
1級からの出題になりますので選択肢ではありません
ズバリでお答え下さい!
【問題】
伏見稲荷大社の起源は、和銅4年(711)、秦伊呂具(はたのいろぐ)が稲荷山の( )に三柱の神を祀ったことに始まる。
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
三ヶ峰(みつがみね)
全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮で
商売の神様として有名な神社です
711年、秦伊呂具(秦氏の棟梁)が餅を的にして
矢を放ったところ
その餅が白い鳥に姿を変えて三ヶ峰に飛び去ります。
白い鳥が降り立った地には稲がたくさん実り
この事を神様の仕業と考えた秦伊呂具が
社を建てたのが伏見稲荷大社の始まりと言われています
その日が初午(はつうま・2月最初の午の日)だった事から
初午の日には『初午大祭』が行われているんですよ。
※詳しくは、初午大祭 2012(伏見稲荷大社)の記事をご覧ください。
という事で本日も4問出題させていただきました!
みなさんは何問正解されましたか?