2012-12-13 | |
テーマ:祭り・イベント |
関連:蓮華寺 / きゅうり封じ(蓮華寺) / |
厄除招福大護摩会(蓮華寺)
こんにちは京子です!
今回ご紹介するのは、蓮華寺(れんげじ)で行われた・・・
厄除招福大護摩会(やくじょしょうふくおおごまえ)です
ちなみに
京都には蓮華寺が2つありまして
今回ご紹介するのは
京都市右京区にある『五智山 蓮華寺』です。
近くには仁和寺などもあります。
まず簡単に
蓮華寺についてご紹介しますと
1057年、後冷泉天皇(ごれいぜいてんのう)の勅願によって
建てられたお寺で
本尊である五智不動尊(ごちふどうそん)は
空海の手によって彫られたものだそうですよ
そして
彼が行った事に由来する『きゅうり封じ』の法要が有名で
毎年、夏になると多くの方が訪れます。
※きゅうり封じについて、詳しくはきゅうり封じ 2012(蓮華寺)の記事をご覧下さい。
そんな蓮華寺で行われる
参拝者の願いが書かれた護摩木を燃やす法要で
境内には大きな護摩壇が組まれ
山伏によって、この中に護摩木を入れて焚き上げるんですね
※山伏とは験(しるし・霊力の一種)を身につける為に、山中にて厳しい修行をしている人達の事です。
では、早速レポートしたいと思います
14時になると山伏の方達が集合し
境内にある五智如来(ごちにょらい)の前で
お経を唱えます
※左から『釈迦如来』『阿弥陀如来』『大日如来』『寳生如来』『薬師如来』と並んでいます。この5つで五智如来と言うんですね。詳しくは蓮華寺の記事をご覧下さい。
約5分ほどで終了すると
江戸時代
蓮華寺を再興した樋口兵太夫(ひぐちひょうたゆう)の
お墓の前や
本堂前でも、同様にお経が上げられます。
この後、不動堂でもお経を上げると
お堂の前に設置された
護摩壇へと山伏は移動します
まずは護摩壇を清める作法『法弓(ほうきゅう)の儀』を行います。
護摩壇前で法弓文が読み上げられた後
東西南北と真上(天)、そして
鬼門の方角に矢を放ちます。
続いて
願文(がんもん・神仏に祈願を伝える文書)が
読み上げられると
いよいよ2本の松明を使い、護摩壇に点火されます
松明を突き刺すと
次第にモクモクと煙が上がり始めます。
無事に護摩壇が燃え始めると
山伏は、お経を唱えながら
護摩木を次々と護摩壇投げ込み、焚き上げます
続いて、散杖(さんじょう)と呼ばれる
先が2股に分かれた木の枝を使って
護摩壇を押さえ、清めます。
※散杖は山伏が使っているもの以外にも、真言宗の法要で、お坊さんが水を撒く為に使う20センチほどの棒も『散杖』と言います。
不動堂内では、お坊さんが終始、お経を上げられていましたよ。
こうして、お経を上げながら
護摩木を投げ入れたり
散杖を使った護摩壇のお清めを
交互に何度も行います。
護摩木が全て燃やされると
続いて、古いお札なども護摩壇の中に投げ込まれ
一緒に焚き上げていました。
こうして約1時間半ほどをかけて
厄除招福大護摩会は終了です~っ
行われた蓮華寺の場所はコチラ↓
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