こんにちは京子です!

今回ご紹介するのは、蓮華寺(れんげじ)で行われた・・・

厄除招福大護摩会

厄除招福大護摩会(やくじょしょうふくおおごまえ)です

ちなみに

京都には蓮華寺が2つありまして

今回ご紹介するのは

京都市右京区にある『五智山 蓮華寺』です。

近くには仁和寺などもあります。


蓮華寺

まず簡単に

蓮華寺についてご紹介しますと

1057年、後冷泉天皇(ごれいぜいてんのう)の勅願によって

建てられたお寺で

本尊である五智不動尊(ごちふどうそん)は

空海の手によって彫られたものだそうですよ


そして

彼が行った事に由来する『きゅうり封じ』の法要が有名で

毎年、夏になると多くの方が訪れます。

きゅうり封じについて、詳しくはきゅうり封じ 2012(蓮華寺)の記事をご覧下さい。


そんな蓮華寺で行われる

厄除招福大護摩会

参拝者の願いが書かれた護摩木を燃やす法要で

護摩壇

境内には大きな護摩壇が組まれ

山伏によって、この中に護摩木を入れて焚き上げるんですね

※山伏とは験(しるし・霊力の一種)を身につける為に、山中にて厳しい修行をしている人達の事です。


では、早速レポートしたいと思います

14時になると山伏の方達が集合し

五智如来

境内にある五智如来(ごちにょらい)の前で

お経を唱えます

※左から『釈迦如来』『阿弥陀如来』『大日如来』『寳生如来』『薬師如来』と並んでいます。この5つで五智如来と言うんですね。詳しくは蓮華寺の記事をご覧下さい。


約5分ほどで終了すると

樋口兵太夫の墓

江戸時代

蓮華寺を再興した樋口兵太夫(ひぐちひょうたゆう)の

お墓の前や

本堂

本堂前でも、同様にお経が上げられます。

不動堂

この後、不動堂でもお経を上げると

お堂の前に設置された

護摩壇へと山伏は移動します



まずは護摩壇を清める作法『法弓(ほうきゅう)の儀』を行います。

法弓文

護摩壇前で法弓文が読み上げられた後

東西南北と真上(天)、そして

鬼門の方角に矢を放ちます。


続いて

願文(がんもん・神仏に祈願を伝える文書)が

読み上げられると

いよいよ2本の松明を使い、護摩壇に点火されます



松明を突き刺すと

次第にモクモクと煙が上がり始めます。


無事に護摩壇が燃え始めると

山伏は、お経を唱えながら

護摩木を次々と護摩壇投げ込み、焚き上げます


続いて、散杖(さんじょう)と呼ばれる

先が2股に分かれた木の枝を使って

護摩壇を押さえ、清めます。

※散杖は山伏が使っているもの以外にも、真言宗の法要で、お坊さんが水を撒く為に使う20センチほどの棒も『散杖』と言います。


不動堂

不動堂内では、お坊さんが終始、お経を上げられていましたよ。


こうして、お経を上げながら

護摩木を投げ入れたり

散杖を使った護摩壇のお清めを

交互に何度も行います。

護摩木が全て燃やされると

続いて、古いお札なども護摩壇の中に投げ込まれ

一緒に焚き上げていました。


こうして約1時間半ほどをかけて

厄除招福大護摩会は終了です~っ


行われた蓮華寺の場所はコチラ↓


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