![]() | 2012-11-22 |
テーマ:祭り・イベント |
関連:広隆寺 / 釿始め(広隆寺) / |
聖徳太子御火焚祭(広隆寺)
こんにちは京子です!
今回ご紹介するのは
11月22日に広隆寺で行われた・・・
聖徳太子御火焚祭(しょうとくたいしおひたきさい)です
年に1度、本堂の『聖徳太子像』が開帳される日に合わせて
参拝者から寄せられる
願いの書かれた護摩木を山伏(やまぶし)が焚き上げます
※山伏は験(しるし・霊力の一種)を身につける為に、山にて厳しい修行をしている人達の事です。
こちらの護摩壇に護摩木を入れて燃やします。
広隆寺に関して、簡単にご紹介しますと
603年に聖徳太子が
この地(太秦・うずまさ)の地方豪族であった
秦河勝(はたのかわかつ)に仏像を与えた事により
蜂岡寺(はちおかでら・広隆寺の古称)が建てられた事を
起源とするお寺なんですよ
では早速レポートしたいと思います
13時より、まずは本堂にて法要が行われます。
本堂へ向かうお坊さん達。
住職さんをはじめ、お坊さん達が中へと入り
お経が上げられます。
約30分程の法要が終わると
本堂の表で法螺貝を吹く山伏と合流し
隊列を組み、薬師堂前に組み上げられた
護摩壇へと移動します
山伏達は結界内に入ると
護摩壇に火を点ける前に
いくつかの作法を行い、邪気を祓います。
![法斧の儀](2012/11/22/01/2012-11-22-6.jpg)
『法斧(ほうふ)の儀』
斧は護摩壇を作る仕草を模したものです。
辺りをキョロキョロと見回していたのは、護摩壇に使う木を探している仕草なのかもしれませんね。
『法弓(ほうきゅう)の儀』
護摩壇の東西南北と護摩壇、そして鬼門の方角に矢を放ちます。
『法剣(ほうけん)の儀』
臨・兵・闘・者・皆・陳・烈・在・前と
九字(くじ・呪文の一種)を唱えながら、素早く剣先を動かします。
以上までを動画でご覧下さい。
これらが終わると住職より
願文(がんもん・神仏に祈願を伝える文書)が読み上げられます。
そして、いよいよ護摩壇に点火されます
祭壇に灯された炎を
一度、2本の松明に移してから火を点けます
徐々に煙が上がったと思うと
あっという間に
目の前が真っ白になる程の煙が
辺りを包み込みます!
続いて、山伏の方が護摩木を入れ始めると
導師(どうし・リーダー)が乳木(にゅもく・護摩木の一種)を
護摩壇に向かって放り投げるなど
独特の作法を行いながら
1時間以上をかけて護摩木を燃やしていくんですね
ちなみに、この日は聖徳太子像の他にも
霊宝殿にて薬師如来像も1日限りでご開帳しているんですよ。
願文の奏上から護摩木を燃やすまでを動画でご覧下さい。
そんな聖徳太子御火焚祭が行われた
広隆寺の場所はコチラ↓
大きな地図で見る
最寄の交通案内
![](./emoji/G3e.gif)
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