2012-08-28 | |
テーマ:京都検定 |
京都検定過去問 その86
こんにちは京子です!
今回も京都検定の過去問を出題させていただきます。
今年、受験される方はぜひチャレンジしてみて下さいね
では第1問目です
【問題】
俵屋宗達(たわらやそうたつ)の代表作「風神雷神図」(国宝)がある寺院はどこか。
ア.妙心寺
イ.天龍寺
ウ.相国寺
エ.建仁寺
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
エ.建仁寺(けんにんじ)
建仁寺は1202年に
お茶を初めて日本に持ち帰った栄西(えいさい)というお坊さんが
臨済宗の拠点として開山したのが始まりなんですよ~
風神雷神図は
江戸初期の画家『俵屋宗達』に描かれた巨大な屏風で
建仁寺の堂内にて
美しくライトアップされて展示されています
※詳しくは建仁寺の記事をご覧ください。
続きまして2問目です!
【問題】
祇園新橋の白川のほとりに「かにかくに…」という歌碑がある。この歌を詠んだのは誰か。
ア.西田幾多郎
イ.与謝野晶子
ウ.吉井勇
エ.谷崎潤一郎
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.吉井勇(よしいいさむ)
歌の全文は
「かにかくに 祇園はこひし寝るときも枕のしたを水のながるる」と書かれていています。
『かにかくに』とは『とにかく』という意味で
訳してみると
「とにかく祇園は恋しいんだよね。だって、こうして寝ていても
俺の枕の下からは川の水が流れる音が聞こえてくるよ」
と言っているんですね
吉井勇は明治から昭和にかけて活躍した歌人で
1909年には北原白秋らと文芸誌『スバル』を創刊しています
※詳しくはかにかくに祭の記事をご覧ください。
続いて3問目にいってみましょう!
【問題】
淀城主永井尚政(ながいなおまさ)が再興した寺院で、宇治十二景の一つに数えられるのはどこか。
ア.酬恩庵(しゅうおんあん)
イ.興聖寺(こうしょうじ)
ウ.三室戸寺(みむろとじ)
エ.萬福寺(まんぷくじ)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.興聖寺
永井尚政は徳川秀忠の側近であり
大阪の陣で活躍した江戸前期の大名です
興聖寺は鎌倉時代の僧『道元』によって建てられますけれど
後に荒廃し
1649年に永井尚政によって再興されました
紅葉の名所としてしられる参道は『琴坂(ことさか)』と言われ
宇治十二景の1に数えられています
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので選択肢ではありません。
ズバリでお答えください
【問題】
寛永5年(1628)再建された南禅寺の三門は、誰の寄進によるものか。
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
藤堂高虎(とうどうたかとら)
南禅寺は武家と関わりが深いお寺で
徳川家臣であった藤堂高虎が
応仁の乱で一度は燃えた三門を再建しました
彼は建築技術に長けていたそうで
数々の城を築城した人物として知られています
ちなみにこの三門は伝説の大泥棒
石川五右衛門(いしかわごえもん)が
「絶景かな、絶景かな」と
ここから都を一望した時の台詞が有名ですよね
※詳しくは南禅寺 その1、南禅寺 その2の記事をご覧ください。
という事で今回も4問出題させて頂きました。
皆さんは何問正解されましたか?
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