2012-03-28 | |
テーマ:花 |
関連:梅宮大社 / 嵯峨天皇祭(梅宮大社) / 甘酒祭(梅宮大社) / 梅産祭(梅宮大社) / |
梅宮大社の梅(ウメ)
こんにちは京子です!
さて、本日も梅の名所をお届けします~っ。
梅宮大社(うめみやたいしゃ)です
楼門前に綺麗な枝垂梅が咲いていますね♪
簡単に梅宮大社について説明しておきますと
『橘氏』の氏神として、奈良時代に創建されました。
※橘氏は天皇家の支流でもあり皇別の氏族群の代表的家系なのですね。
平安時代になり、橘氏の末裔である
橘嘉智子(たちばなのかちこ・後の檀林皇后)が
現在地である洛西(梅津地区)に移される事になります。
彼女は嵯峨天皇の后妃であり
当時、梅宮大社に皇子の誕生を祈願したところ
無事に元気な男の子を生んだ事から
梅宮大社は子授・安産の神のご利益があると言われています
境内には約550本の梅が植えられています。
ちなみに、橘嘉智子はちょっと変わった人で知られていて
死後に自らの死骸を埋葬することを禁じ
道ばたに放置(風葬)させた事で有名なんです。
彼女の体は腐乱し・・ウジ虫が沸き
白骨化していく過程を
なんと、絵師に描かせたと言われています
このような画の事を『九相図(きゅうそうず)』と言います。
※詳しくは「檀林寺」の記事をご覧下さい。
「あらゆるものは移り変わり、永遠なるものは一つも無い」
というメッセージが込められている九相図。
あの、絶世の美女で知られる小野小町をモチーフにした
九相図なんていうのもあるんですよ~
こちらは拝殿前の梅です。
さて、気になる梅の開花状況ですけれど
もうそろそろ散ってしまいそうなので
早めに行かれる事をオススメしますっ
別アングルでもう一枚どうぞっ。
そして、境内の一番の梅スポットは
なんといっても・・境内にある広大な神苑っ
四季折々の花々を楽しむ事が出来るお庭なんですけど
中でも、『東神苑』には見事な梅が咲いているんですね。
咲耶池(さくやいけ)と1851年に建てられた茶室『池中亭茶室』。梅も少し咲いているのがお分かりでしょうか?
神苑内は遊歩道に沿って梅林が広がっています。
冬至梅(トウジバイ)、寒紅梅(カンコウバイ)、道知辺(ミチシルベ)
白牡丹(ハクボタン)、玉牡丹(タマボタン)など
多数の梅を見る事が出来ますよ
ちなみに、梅宮大社は梅の他に
現在は『椿』も楽しめます。
そして、春から夏にかけて
素敵な神苑には
桜、ツツジ、花菖蒲(ハナショウブ)、紫陽花(アジサイ)などが
綺麗な花を咲かせるんですよ
※花菖蒲(ハナショウブ)、紫陽花(アジサイ)の様子は、前回の梅宮大社 その1の記事をご覧下さい。
3月の第1日曜日には『梅産祭(うめうめまつり)』も行われています。参拝者には神酒及び特製梅ジュースが振舞われます。
という事で今回は、京都の梅の名所のひとつである
梅宮大社をご紹介させていただきました
場所はコチラ↓
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1 ■メッセージ
自分の死骸を埋葬ぜず、放置し、白骨化していく過程を記録させるなんて…
物凄い発想とメッセージですねw(゚o゚)w
ほたてこはくさん 2012-03-29 00:39:28
2 ■Re:メッセージ
>ほたてこはくさん
発想とメッセージも凄いのですけれど、
日々白骨化していく過程を描いていくのも大変そうですよねw(゚o゚)w
京子 2012-03-29 21:04:02
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