本日は京都検定対策問題をお届けします。

実力試しに挑戦してみてくださいね~♪

では、早速1問目です。


【問題】

東福寺の三門

臨済宗東福寺(とうふくじ)の塔頭第1位に置かれているのは次のうちのどこか。


ア.勝林寺(しょうりんじ)

イ.即宗院(そくしゅういん)

ウ.天得院(てんとくいん)

エ.龍吟庵(りょうぎんあん)


答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★


・・・


・・・


・・


では、答えですっ。


【答え】

エ.龍吟庵


龍吟庵は、東福寺の25ある塔頭の中で
塔頭第1位に置かれているお寺です!


龍吟庵のある場所は

東福寺境内の東端に位置し

東福寺三名橋の1つである

偃月橋(えんげつきょう)を

渡った先にあるんですよ

東福寺三名橋とは、偃月橋、臥雲橋(がうんきょう)、通天橋(つうてんきょう)の事。


1291年(正応4年)、東福寺の3世住職である

無関普門(むかんふもん:大明国師(だいみょうこくし))が

創建したと伝わっているんですね♪


ちなみに龍吟庵の方丈は
現存する最古の方丈建築で
国宝に指定されています


また、その方丈を取り囲むように

昭和の作庭家、重森三玲(しげもりみれい)による

枯山水庭園が配置されている事でも

とっても有名なんですよ~


龍が雲間から頭と胴体をくねらせて

左に渦を巻き昇っていく様子を

表現していたと伝わっている『龍吟庭』


方丈西庭

龍吟庭


無関普門(大明国師)が幼い頃に

熱病にかかり山に捨てられた際に

2匹の犬が左右6匹の狼から守ってくれた故事を

表現している『不離の庭』があります


東庭『不離の庭』

不離の庭


続いて2問目です。

【問題】

建仁寺

東山区にある臨済宗建仁寺(けんにんじ)の開山は誰か。


ア.隠元(いんげん)

イ.栄西(えいさい、ようさい)

ウ.道元(どうげん)

エ.白隠(はくいん)


答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★


・・・


・・・


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では、答えですっ。


【答え】

イ.栄西


建仁寺は、建仁2年(1202年)に
鎌倉幕府2代目将軍である
源頼家(みなもとのよりいえ)が寄進した地に
栄西を開山に迎えて建立された
京都で最初の禅寺です


栄西は、宋で臨済宗を学び

帰国したんですけれど

その際、宋からお茶の風習を

日本にもたらすんですね~


彼の著した『喫茶養生記

(きっさようじょうき)』には

お茶の効能から栽培方法まで

詳細に書かれているんですよ


開山堂

開山堂


建仁時の開山堂には

栄西の廊所(墓所)があります


3問目にいってみましょう。

【問題】

積善院

次の地蔵尊のうち、積善院境内に安置されているものはどれか。


ア.首切り地蔵(くびきりじぞう)

イ.首振地蔵(くびふりじぞう)

ウ.殺生石鎌倉地蔵(せっしょうせきかまくらじぞう)

エ.人食い地蔵(ひとくいじぞう)


答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★


・・・


・・・


・・


では、答えですっ。


【答え】

人食い地蔵

エ.人食い地蔵


積善院は、聖護院(しょうごいん)門跡の塔頭として

鎌倉時代初期に建てられたと伝わり

当時は、『栴ノ坊(なぎのぼう)』

称していたそうです


明治になると今の熊野神社交差点南東角にあった

準提堂(じゅんていどう)と合併して

1914年(大正3年)に、この地に移ってきたんですね


その事から積善院

積善院準提堂(せきぜんいんじゅんていどう)

とも呼ばれたりするんですよ~♪


そんな積善院の境内には
『人食い地蔵』とも呼ばれる
地蔵尊が安置されているんですね


なんとも怖い名前なんですけれど

実はこの地蔵尊・・・

正式名称は

『崇徳院地蔵(すとくいんじぞう)』

と、言うんですね


崇徳院地蔵が、どうしてこんな恐ろしい名前に

なってしまったのかと言いますと・・・


崇徳院地蔵、崇徳院地蔵・・・と

何度も呼んでいくうちに

すといくいん、ひとくいん、ひとくい・・・

人食い地蔵!!!

と訛ってしまったんだろうと言われているんです!


えー!!って感じですよね!


ちなみに崇徳院は、1156年(保元元年)に起こった

保元の乱(ほうげんのらん)で敗れた

崇徳上皇(すとくじょうこう・第75代天皇)の事です

※保元の乱について詳しくは、高松神明神社の記事をご覧ください。


では4問目の問題です。

最後の問題は選択肢ではありません。

ズバリでお答え下さい!


【問題】

上賀茂神社

乙子の神事(おとねのしんじ)とも呼ばれる上賀茂神社(かみがもじんじゃ)の祭を何というか。


答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★


・・・


・・・


・・


では、答えですっ。


【答え】

燃灯祭

燃灯祭(ねんとうさい)


燃灯祭は、平安時代、春を待ちきれずに野辺へ出て

小松の若菜を摘んで歌を詠んでいた事に

由来する神事です


毎年2月の2番目の子(ね)の日に

上賀茂神社で行われ

春の訪れを神に感謝し

摘んだ小松は神前にお供えするんですね♪


神前にお供えする際、小松と一緒に
『燃灯草(ねんとうそう)』とも呼ばれる
『玉箒(たまほうき)』を入れる事から
この神事の事を『燃灯祭』と
呼ぶようになったんですね


燃灯草

玉玉箒(たまほうき)


玉箒は、たんぽぽの綿帽子のようなものがついているので

火を着火するのに用いられた草花なんですよ


という事で本日も4問出題させていただきました!

みなさんは何問正解されましたか?

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