本日は京都検定対策問題をお届けします。
実力試しに挑戦してみてくださいね~♪
では、早速1問目です。
【問題】
妙心寺(みょうしんじ)の塔頭で通称「沙羅双樹の寺(さらそうじゅのてら)」と呼ばれているのはどこか。
ア.桂春院(けいしゅんいん)
イ.大心院(だいしんいん)
ウ.退蔵院(たいぞういん)
エ.東林院(とうりんいん)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
エ.東林院
通称、『沙羅双樹の寺』と呼ばれています
普段は非公開となっているんですけれど
沙羅双樹の花が咲く6月から7月にかけて
『沙羅の花を愛でる会』と題し
一般公開しているんですね~
本堂前の庭園には
樹齢約300年といわれるものも含め
10本以上の沙羅双樹があって
縁側からゆったり楽しむ事が
出来るんですよ
ちなみに沙羅双樹は朝咲いて
夕方には散ってしまう事から
『一日花』とも言われ
この事から『無常の象徴』とされています
平家物語(平家の繁栄と没落を描いた軍記物語)の
有名な一節である
「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす」
では、栄華が長く続かず、没落してしまった平家と
一晩で咲き散る沙羅双樹が重ねられています
続いて2問目です。
【問題】
浄土宗の総本山である知恩院(ちおんいん)の黒門前にある霊石は何か?
ア.瓜生石(うりゅうせき)
イ.鏡石(かがみいし)
ウ.さざれ石
エ.弁慶石(べんけいいし)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ア.瓜生石
『かしょうせき』とも呼ばれる霊石です。
公道の真ん中にあるからなのか
周りを柵で囲われて厳重に
管理されているようにも見えます
そんな瓜生石は860年には
すでにこの地にあったとそうで
古くから知恩院七不思議の1つにも数えられ
不思議な話がいくつか
伝わっているんですね~
なんでも瓜生石からツルが伸びて
花が咲き、瓜がなったという話や
牛頭天王(ごずてんのう)が瓜生山に降臨した際
瓜生石に再来し、その時一夜にして
瓜が生えたといわれています
3問目にいってみましょう。
【問題】
御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)の神幸祭は、通称何祭と呼ばれているか。
ア.青葉まつり
イ.紅葉まつり
ウ.花傘祭
エ.鱧祭
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.花傘祭(はながさまつり)
御香宮神社の神幸祭は
数日間かけて行われる祭で
洛南のこの辺りで最大の祭なんですよ
記録では室町時代から行われていたようで
伏見九郷の総鎮守の祭礼とされ
『花傘祭』とも呼ばれるそうです
御香宮神社神幸祭では
各氏子町内から『花傘』が出され
勢いよく御香宮神社の表門前まで担いでいき
花傘が門前に着くと
『アラウンヨイヨイ、アラウントマカセ』の
掛け声と共に勢いよく傘を
上下に揺らすんです
数々の花傘が入れ代り立ち代り
氏子町から門前へとやってきて
花傘を揺らして祭を盛り上げる様子は圧巻です
※詳しくは、神幸祭 2012 花傘総参宮(御香宮神社)の記事をご覧下さい。
では4問目の問題です。
最後の問題は選択肢ではありません。
ズバリでお答え下さい!
【問題】
粟田神社(あわたじんじゃ)の粟田祭(あわたさい)で体育の日の前夜に執り行う神事を何というか。
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
夜渡り神事(よわたりしんじ)
1000年以上の歴史を持つお祭で
室町時代に祇園祭(ぎおんまつり)が
中断されていた頃、京都の人々にとっては
粟田祭が代わりの存在になっていたそうです
体育の日の前夜には
『夜渡り神事』が行われ
阿古陀鉾、地蔵鉾と呼ばれる
2本の剣鉾を中心に氏子町を巡行し
途中、『瓜生石』前で
『れいけん』と呼ばれる
神仏習合の祭事が行われます
神職による祝詞奏上(のりとそうじょう)や
お坊さんによる法要等が行われた後
関係者の方々が瓜生石の回りを
3周(三匝の儀・さんそうのぎ)するんですね
そして再び隊列を整えて
氏子町を巡行し、粟田神社へと戻ります
※詳しくは、粟田祭 2012 夜渡り神事(粟田神社)の記事をご覧下さい。
という事で本日も4問出題させていただきました!
みなさんは何問正解されましたか?