メモ2012-06-15
テーマ:祭り・イベント
関連:智積院 / 

青葉まつり(智積院)

こんにちは京子です

今回ご紹介するのは

智積院

6月15日に智積院で行われた

輿に乗る住職

青葉まつりです!

青葉まつり

真言宗(しんごんしゅう)の宗祖である

弘法大師『空海(くうかい)』と

中興の祖と言われる

興教大師『覚鑁(かくばん)』という

平安時代を代表する2人の高僧の

誕生日を祝う事を目的として行われる法要です。

聖護院

境内にある『弘法大師像』前に建つ弘法大師像。

この事からも分かるように智積院は真言宗の寺院です

真言密教は空海が遣唐使として唐に渡り

持ち帰ったと言われる宗派で

空海は誕生日は不明ですが

一説では6/15と言われています。

ちなみに覚鑁は6/17なんですよ

※空海や真言密教について詳しくは東寺の記事をご覧下さい。


10時前に智積院に到着した京子。

まずは金堂へと大勢のお坊さんが

隊列を組み入場します。



山伏の方々が法螺貝を吹きながら先頭を歩きます。

※山伏(やまぶし)とは、山中で生活をし、厳しい修行を行い、験(しるし・一種の霊力)を高めるている方です。

金堂の手前まで来ると

山伏が両端に別れ、道を空けます。


そこに、お坊さんや献花行列(花を手に持っている女性)が続き

輿に乗った住職

最後に住職の方が輿(こし)に乗って登場します。


こうして本尊『大日如来』が安置されている金堂にて

法要が行われるんですね。

金堂に入る住職

金堂に入られる住職。


高野槇と思われる枝

6月は緑が美しい季節という事から『青葉まつり』と名付けられたそうです。


献花行列

献花行列の手には綺麗な花が握られていました


さて、この日は智積院の5つのお堂で

御朱印のスタンプラリーが

夕方4時まで行われています。

各お堂のご本尊を拝みながら回るんですね

金堂⇒大日如来(だいにちにょらい)

明王院⇒不動明王(ふどうみょうおう)

講堂⇒阿弥陀如来(あみだにょらい)

大師堂⇒弘法大師(こうぼうだいし)

蜜厳堂⇒興教大師(こうぎょうだいし)

御朱印と身代わり札

5つのお堂を回り、ご本尊とご縁を結び、スタンプが貯まると

『身代わり札』が頂けるんですね

※右端が身代わり札です。


この他にも青葉まつりの日だけ

桃山時代を代表する絵師『長谷川等伯』らによって

描かれた屏風画などの国宝が収められている

『収蔵庫』も無料開放されています


境内は様々なお堂を見て回る参拝者の方が大勢いらっしゃいました。

金堂での法要が終わると

11時からは

金堂の前にある柴燈護摩(さいとうごま)道場にて

護摩供養が行われます。


山伏の皆さんが中心となって取り仕切られます。

柴燈護摩道場

護摩焚きは人々のご利益を願う法要で

願いの書かれた護摩木を燃やし

燃やされた煙を浴びる事によってご利益が得られます。



30人ほどの山伏が入場し、場内を2周ほど回られ

所定の位置へと着席します

まずは護摩壇を前に法螺貝を吹き

次に護摩壇を作る作法を模した斧を使った神事を

行った後

弓矢を放ち護摩が焚かれる道場の結界を切り

邪気を祓います


東西南北そして護摩にも矢が打ち込まれ

最後に鬼門の方角に矢が放たれます。


護摩供養

その後、祭文が読まれ

いよいよ護摩壇に火が着きます!


すぐさま煙がもくもくと燃え出し

一帯は真っ白になります。

山伏の方は大きな団扇を使い煙を上に上げます


護摩供養

そして、もくもくと燃える護摩壇に

護摩木が次々と投げ込まれて行きます。


約1時間程の護摩法要の最後には

参拝者の方々の鞄を山伏の方が受け取り

煙にかざしてらっしゃいましたよ


そんな青葉まつりが行われた智積院の場所はコチラ↓


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