本日は京都検定の過去問を
全部で4問出題します。
写真と解説付きですので
ぜひチャレンジしてみて下さいね
では1問目です。
【問題】
「京都五山送り火」で、最後に点火されるのは( )である。
ア.大文字
イ.船形
ウ.左大文字
エ.鳥居形
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
エ.鳥居形
毎年、8月16日に行われる
京都五山送り火は
ご先祖様をお送りするイベントですよね
京都にまたがる5つの山に
『大(大文字)』『妙・法』『船』
『大(左大文字)』『鳥居』
といった順番でかがり火を焚き上げます。
※五山の送り火について詳しくは、大文字 2010、大文字 2011の記事をご覧ください。
ちなみに燃え残った『から消し(消し炭)』は
厄除・盗難避け、病気封じにもなると言われているんですよ。
※詳しくは、京の習わし その2の記事をご覧ください。
続いて2問目にいってみましょう。
【問題】
亀岡出身で、商人の営利活動を積極的に認め、勤勉と倹約を奨励、『都鄙問答(とひもんどう)』を著した心学の祖は誰か。
ア.伊藤仁斎(いとうじんさい)
イ.手島堵庵(てじまとあん)
ウ.石田梅岩(いしだばいがん)
エ.木下順庵(きのしたじゅんあん)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.石田梅岩
石田梅岩は
江戸時代中期に活躍した思想家なんですよ。
儒教、仏教、神道に基づいた道徳を
庶民にもわかりやすく説いた
『石門心学(せきもんしんがく)』の祖と言われています
都鄙問答は
そんな石門心学を
問答形式で整理し出版した
全4巻からなる心学書なんですね。
朝日神明宮にある石碑
ちなみに朝日神明宮(あさひしんめいぐう)には
石門心学修正舎と書かれた石碑が残されています。
※修正舎とは石門心学を学ぶ塾のような存在だった『心学講舎』の1つです。
引き続いて3問目にいってみましょう。
【問題】
応永8年(1401)、将軍( )は使者を明(みん)に派遣、長らく絶えていた国交が開かれ、日明貿易が始まった。
ア.足利尊氏(あしかがたかうじ)
イ.足利義詮(あしかがよしあきら)
ウ.足利義満(あしかがよしみつ)
エ.足利義持(あしかがよしもち)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.足利義満
足利義満と言えば
室町幕府3代将軍であり
金閣寺を建てたり
京都五山を制定した人として有名ですよね
※金閣寺については、金閣寺(鹿苑寺)の記事をご覧ください。足利義満については、足利義満ゆかりの地巡りの記事をご覧ください。
明との貿易は
9世紀中頃に途絶えた遣唐使(けんとうし)以来
と言われています。
日明貿易では
明と正式な貿易をやり取りする為に必要だった
勘合符と呼ばれる札が用いられた事から
勘合貿易とも呼ばれますよね
この貿易により日本は
銅銭や生糸などを輸入し
硫黄や刀剣などを輸出していたそうです。
では最後の問題です!
1級からの出題になりますので選択肢ではありません。
ズバリでお答え下さい。
【問題】
比叡山延暦寺の東塔(とうどう)にあり、本尊の薬師如来像を安置する全山の総本堂を何というか。
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
根本中堂(こんぽんちゅうどう)
約150もの堂塔がある中で
その総本堂と言われるのが
国宝の根本中堂なんですね。
中には開山以来
一度も絶やすことなく燃え続けているという
『不滅の法灯(ふめつのほうとう)』があります。
※『油断大敵』の語源になったと言われる灯なんですよ。詳しくは、京ゆかりの言葉 その6の記事をご覧ください。
ちなみに延暦寺は
比叡山一帯を境内とする巨大な寺院で
東塔・西塔(さいとう)・横川(よかわ)
と呼ばれる3つのエリアから構成されています
※詳しくは、延暦寺(東塔)、延暦寺(西塔)、延暦寺(横川)の記事をご覧下さい。
という事で今回も4問出題させていただきました。
皆さんは何問正解されましたか?