今回ご紹介するのは

大文字山の麓にある

八神社

八神社(はちじんじゃ)です!

※京都市左京区にあります。


八神社は銀閣寺の近くということもあり

観光客の方で賑わってそうなんですけれど・・・

あまり人はいないんですね


皆さんお土産に気を取られ

こちらには気が付いてないのかも知れませんね


ちなみに八神社は

銀閣寺の鎮守社とも言われているんですよ。

銀閣寺について詳しくは、銀閣寺(慈照寺)の記事をご覧下さい。


由緒書き

由緒書きによれば、八神社は

もともと八所大明神(はっしょだいみょうじん)

十禅師大明神(じゅうぜんしだいみょうじん)と

称していたそうで

創建は、大同年間(だいどうねんかん・806~810年)もしくは

延喜年間(えんぎねんかん・901~923年)なんだそうです


火事によって古文書が

燃えてしまっているため

そのあたりがはっきりとわからないんですね~


大同年間、延喜年間

どちらにしても

創建から1000年以上たっているんですから

かなり古くからある神社という事に

変わりはありませんよね


では、さっそくご紹介していきましょう!


まず、銀閣寺すぐ手前の

左に入る道を曲がると

大きな鳥居が出てくるんですよ。


八神社と書かれた額

額にも八神社とかかっています。

そして鳥居をくぐり


社務所

左手の南天がある建物が社務所です


ちなみに南天を鬼門(北東)に植えると

『難転(なんてん)=難を転じる』に通じる事から

厄除けになると言われています。

※詳しくは、京の習わし その2の記事をご覧下さい。


そこをさらに進んで行くと・・・


ニノ鳥居

こちらに辿りつくんですね。


八神社と書かれた石碑

ちなみに石碑の右の道を行くと

大文字山の登山道に繋がっています

※大文字山について詳しくは、大文字 2010の記事をご覧下さい。


雨社

こちらは雨社です。

ニノ鳥居のすぐ右手にあり

水の神様である高龗神(たかおかみのかみ)を祀っています。

※『おかみ』は雨の下に口を横並びに3つ、その下に龍と書きます。


参道の階段途中には


樹下稲荷大明神

樹下稲荷大明神があります。お稲荷さんですね


階段を登りきると


舞殿

舞殿があり、その前には


拝殿

拝殿があります。


八神社の祭神は

八神が書かれた石碑

高御産日神(たかみむすびのかみ)

神産日神(かみむすびのかみ)

生産日神(いくむすびのかみ)

足産日神(たるむすびのかみ)

玉積産日神(たまつめむすびのかみ)

大宮売神(おおみやのめのかみ)

御食津神(みけつかみ)

事代主神(ことしろぬしのかみ)

の八神の他、相殿(あいどの)に

十禅師大明神を祀っています

※相殿とは、主祭神に加えて他の神様を合祀することで、その祭神を祀るために2殿をあわせた社殿のことを言うみたいです。


この八神を祀っていることもあって

八神社というそうですよ。


しかしこの八神

あまり聞きなれない名前ばかりですけれど

天皇を守護する神様という事みたいです


昔は八神を祀る神殿を

『八神殿(はっしんでん)』と言ったそうです。


吉田神社の大元宮本殿裏には

八神殿を創建した後が残されているんですよ。


扇塚のような碑

こちらは、扇塚みたいですよね。

おそらく歌が書かれていると思うんですけれど

残念ながら読めませんでした


11月にあるお火焚祭のときには

こちらの前で行うみたいですよ~


ちなみに八神社や

銀閣寺のある哲学の道周辺は

桜の季節になると

観光客の人でいっぱいになるので

八神社に行ってみたーいっ!と思った人は

今のうちがオススメです


そんな八神社の場所はコチラ↓


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