今回ご紹介するのは3月3日に
八大神社(はちだいじんじゃ)で行われた・・・
草餅御供祭(くさもちごくさい)(弥生祭)です!
※八大神社は一乗寺というエリアにあり、近くには詩仙堂(しせんどう)や狸谷山不動院(たぬきだにさんふどういん)があります。
桃の節句をお祝いする祭なんですよ
※ちなみにこの日は『祈年祭(きねんさい・五穀豊穣と氏子の安泰を祈る祭)』も草餅御供祭と併せて行われます。
桃の節句とは、お雛様を飾って
女の子の健康と幸せを祈る
ひなまつりの事ですよね!
※桃の節句の起源は古く平安京が造営される以前からあったようです。御所を模した御殿や飾り付けで遊んで健康と厄除を願った上巳(じょうし)の節句が始まりとされているそうです。
ひな祭りでひな壇に飾られる菱餅のようなものだと思います。
蓬(よもぎ・多年草)を混ぜた団子をつき
草餅を作って菱形に切り揃えると
五段重ねにしてお供えをするんですよ。
ちなみに八大神社で行われる御供祭は
1年に7回ありまして
・1月5日
『初御供祭』
新年を祝う神事
・3月3日
『草餅御供祭(弥生祭)』
桃の節句を祝う神事
・5月1日
『粽御供祭(ちまきごくさい・端午祭)』
端午の節句を祝う神事
・5月5日
『朝御供祭』
大祭(神幸祭)の巡行の無事を願う神事
・8月7日
『七夕御供祭』
稲(お米)の無事生育を願う神事
・10月上旬
『栗御供祭』
重陽(ちょうよう)の節句を祝う神事
・11月3日
『髪置(かみおき)・袴着(はかまぎ・帯解(おびとき) 御供祭(七五三詣祭)』
子供の健やかな成長を感謝する神事
と各節句をお祝いするものなんですね。
御供祭では必ず御供と呼ばれる
八大神社の宮座(氏子の一部・御供師)の方たちが
昔から伝わる方法で
お供えものを作ります
では早速レポートしていきましょう。
10時頃、神社に到着すると
神事が始まる所でした。
八大神社は宮本武蔵(みやもとむさし)ゆかりの神社として観光客の方にも大変人気がありますよね。
八大神社にある
全ての摂社末社に
草餅をお供えします。
宮座の方に話を伺うと
草餅は朝8時に集まって
作っていたそうですよ
写真を見てもらえれば
わかると思うんですけれど
大小いくつもの型がありますね~
こちらにお餅を入れて
形作ったそうです。
その後、本殿で祝詞奏上、拝礼などを行った後
摂社末社へ向かいます。
お供えをした後
摂社末社でも拝礼が行われました
その後、再び本殿に入り
宮司さんによる挨拶等が終わると
神事は無事にお納めされました。
その後、直会(なおらい・神前に供えたお下がりを食べる事)が
行われていましたよ。
という事で、今回は草餅御供祭を
ご紹介しました
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