今回ご紹介するのは・・・
勝負事にご利益のある神社仏閣巡りです
長い人生において
一度や二度は
「この時だけは、どうしても負けられないっ!絶対に勝ちたい!」
なんて瞬間がありますよね?
もちろん自らの努力も必要ですが
そんな時こそ、勝負事にご利益のある神社仏閣に
足を運んでみてはいかがでしょうか?
では早速、ご紹介したいと思います!
・石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)
京都府八幡市八幡高坊30
日本3大八幡宮の1つであり、清和天皇(せいわてんのう・源氏の祖)の
勅願により、860年に創建された神社です。
勝負事にご利益があるとされるのは
境内の参道、三ノ鳥居近くにある『勝負石』です
※別名『一ッ石』『お百度石』などとも呼ばれています。
参道に埋め込まれるような形で鎮座するこの石は
競馬(くらべうま・馬の競走)の出発(スタート)地点に
なっていた事や
元寇(げんこう・蒙古襲来)において、戦勝を願う人々が
この石から本殿を往復し『お百度参り』をした故事から
勝負事にご利益があると言われています
※元寇は鎌倉時代末期に、元が2度に渡り、日本を襲撃した戦いです。詳しくは南禅院の記事をご覧下さい。
・鎌達稲荷神社(けんたついなりじんじゃ)
京都府京都市南区唐橋西寺町57
古社の1つとして数えられる神社で、一説には538年の創建とも言われ
伏見稲荷大社よりも古い事から『元稲荷社』とも呼ばれています。
そんな鎌達稲荷神社でゲットする事の出来るお守りで
勝負事に大変ご利益があると言われているのが・・・
こちらの『サムハラ守』です!
サムハラとは、神字(しんじ)四文字の呪符で
守護の言葉とされています。
鎌達稲荷神社では、この呪符をお守りにしているんですね。
※神字とは、主にお札やお守りなどに使用される特別な漢字の事です。
ちなみに、この呪符は数々の戦場で重宝されたようで
戦国武将で有名な加藤清正は
刀にこの字を刻んだりしたそうですよ
戦時中においても
このお守りを持っていれば、弾に当たらないと
言われていたみたいです。
・出世稲荷神社(しゅっせいなりじんじゃ)
京都府京都市左京区大原来迎院町148番地
こちらは、農民から天下人になった事で知られる
豊臣秀吉ゆかりの神社で
もとは、彼が建てた聚楽第(じゅらくだい)の中に
祀られていました。
その名の通り、豊臣秀吉が大出世をした事から
出世稲荷神社と名付けられました。
出世のご利益ももちろんですが
境内末社の『三石社』は勝負運の神を祀る社と言われ
3つの石(御神体)には、それぞれ
『寿石』『福石』『禄石』の名が付いているそうです。
ちなみに、以前は京都市上京区にありましたが
2012年6月より、京都市北部の大原に移転しています。
※写真は京都市上京区にあった頃のものです。
・八大神社(はちだいじんじゃ)
京都府京都市左京区一乗寺松原町1
武道(特に剣道)をしてらっしゃる方は、是非こちらで
必勝祈願される事をお勧めします!
どうしてなのかと言いますと・・
剣豪・宮本武蔵が必勝祈願を行った神社と
されているからなんですね~っ
吉川英治の小説『宮本武蔵』では
宮本武蔵が吉岡一門と戦う際に、ここで必勝祈願を行い
総勢100名以上とも言われる吉岡一門を
一条寺下り松(いちじょうさがりまつ)において
見事、打ち破ったんですよね
こうしたお話から、八大神社は『勝負の神様』として
信仰されるようになったそうですよ。
・藤森神社(ふじのもりじんじゃ)
京都府京都市伏見区深草鳥居崎町609
競馬で必勝祈願を行うなら
是非、こちらの藤森神社をおすすめしますっ
そもそも勝負事にご利益があるとされる理由はいくつかあり
祭神である神功皇后(じんぐうこうごう)が
三韓征伐(さんかんせいばつ・新羅・百済・高句麗を攻め立て勝利した戦い)において
戦勝の軍旗をこの地に埋めた事や
早良親王(さわらしんのう・桓武天皇の弟)が
陸奥(みちのく・現在の東北地域)での反乱を沈める為に
出陣式を行い、ここで戦勝祈願を行った事などが起源になっているようです。
※三韓征伐について詳しくは藤森神社の記事をご覧下さい。
これに加え、藤森神社は『菖蒲の節句発祥の地』として知られ
『菖蒲』は『勝負』に通じる事なども理由の1つにあるみたいですよ。
この他、藤森神社にて行われる
駈馬神事(かけうましんじ)と呼ばれる馬を使った神事が有名で
この事から、近年は競馬ファンを中心に
必勝祈願の参拝をしに来られる方が多いそうです
※駈馬神事については藤森祭 2012 駈馬神事(藤森神社)の記事をご覧下さい。
・三室戸寺(みむろとじ)
京都府宇治市莵道滋賀谷21
紫陽花で有名なこちらのお寺の境内にある
『宝勝牛(ほうしょううし)』が勝負事にご利益があるとされ
牛が加えている『牛玉の観音様』に触れながら
必勝祈願をすると、その願いが叶うと言われています。
これは、ある故事に由来するもので
富右衛門(とみえもん)というお百姓さんの飼っていた
見るからにひ弱そうな牛が、観音様のご利益で、立派に育ち
村一番の牛に、闘牛で見事勝利した事から
勝負事にご利益があると言われています
境内には、この他に
相撲の若貴兄弟の勝運祈願手形も飾られています。
ちなみに、ここで必勝祈願をした直後の1998年春場所で
若乃花(花田 勝さん)は優勝したそうですよ~
・六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)
京都府京都市東山区五条通大和大路上ル東
境内には、源義経(みなもとのよしつね)が平家追討の際に
水をかけ戦勝祈願を行ったと言われる『水かけ不動』が安置されています。
※源義経については源義経ゆかりの地巡りの記事をご覧下さい。
源義経といえば、歴史上の人物の中でも
人気者で知られていますよね。
そんな彼にあやかろうと、境内には毎日
多くの方が訪れるそうです。
最近では、試験を控えた受験生などが合格祈願を願いに来るそうですよ。
※水かけ不動は境内右手、受付の奥にあります。残念ながら写真撮影は禁止です。
という事で、今回は勝負事にご利益のある神社仏閣巡りをお届けしました。
場所はコチラ↓
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