今回は京都検定の過去問を出題します
3級～1級までの問題を
写真と解説付きでご紹介しているので
チャレンジしてみて下さいね。
では1問目にいってみましょう。
【問題】
酬恩庵（しゅうおんあん）は、康正2年（1456）、（ ）が戦火により荒廃していたのを復興した。
ア.一休宗純（いっきゅうそうじゅん）
イ.春屋妙葩（しゅんおくみょうは）
ウ.義天玄承（ぎてんげんしょう）
エ.空也上人（くうやしょうにん）
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ア.一休宗純
酬恩庵は
京田辺市（きょうたなべし・京都府南部）にある臨済宗大徳寺派の寺院で
一休寺とも言われています。
一休宗純は室町時代の僧で
後小松天皇（ごこまつてんのう・第100代天皇）の
息子と言われています。
アニメ『一休さん』でもお馴染みですよね
こちらは彼が幼少の頃を過ごしたと言われるお寺
『地蔵院（じぞういん）』です。
彼は酬恩庵の他にも
茶道との関わりが深い大徳寺を
再建した人でもあるんですよ。
続いて2問目にいってみましょう。
【問題】
日本画家・（ ）は、大正時代、銀閣寺近くに画室をかまえて、「白沙村荘（はくさそんそう）」と名づけた。
ア.上村松篁（うえむらしょうこう）
イ.竹内栖鳳（たけうちせいほう）
ウ.山口華楊（やまぐちかよう）
エ.橋本関雪（はしもとかんせつ）
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では、答えですっ。
【答え】
エ.橋本関雪
橋本関雪は明治時代に活躍した
日本画家で
建仁寺には彼が描いた
襖絵が残されているんですよ
白沙村荘は、そんな彼が
半生をかけて作り上げた
約1万㎡の庭園があります。
付近には、彼が寄贈した事にちなんで名付けられた
『関雪桜（かんせつざくら）』が
哲学の道沿いに植えられています。
それでは3問目にいってみましょう。
【問題】
現存する京都府内最古の木造建築物の（ ）は、国宝に指定されている。
ア.平等院鳳凰堂（びょうどういんほうおうどう）
イ.醍醐寺五重塔（だいごじごじゅうのとう）
ウ.法界寺阿弥陀堂（ほうかいじあみだどう）
エ.広隆寺桂宮院本堂（こうりゅうじけいきゅういんほんどう）
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.醍醐寺五重塔
世界遺産である醍醐寺は
桜の名所として知られるお寺です。
豊臣秀吉が、息子や妻など
総勢1300人を引き連れて
花見を行った『醍醐の花見』は有名ですよね。
※醍醐寺について詳しくは、醍醐寺 その2の記事をご覧ください。
そんな醍醐寺にある五重塔は
醍醐天皇（だいごてんのう・第60代）を弔う為
息子である2人の天皇
『朱雀天皇（すざくてんのう）』
『村上天皇（むらかみてんのう）』
により建てられたものです
951年に完成した
高さ約38メートルの塔は
京都府内で現存する
最古の木造建築物と言われ
毎月29日には五重塔内部で法要が営まれているんですよ
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので選択肢ではありません！
ズバリでお答え下さい。
【問題】
修学院から比叡山延暦寺の根本中堂（こんぽんちゅうどう）に至る山道で、『山州名跡志（さんしゅうみょうせきし）』によると、比叡山に通じるこの坂道は、夕雲が覆い、都から見ると雲が生ずるようなので、（ ）と呼ばれたという。
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では、答えですっ。
【答え】
雲母坂（きららざか）
雲母坂は約5キロの山道で
都から勅使（ちょくし・天皇の使い）が通った事から
勅使坂とも呼ばれています
延暦寺の僧兵が
朝廷へ強訴（ごうそ・神の名を語り、強引に直訴する事）などを行った時も
この道を通ったと言われています。
雲母坂の名前の由来は
この他にも説があり
付近の花崗岩（かこうがん）に含まれている
雲母（うんも・鉱物）から
その名が付いたとも言われているんですよ
比叡山延暦寺は
天台宗の総本山であり
最澄（さいちょう・平安時代の僧）が作ったお寺です。
中でも根本中堂は有名で
堂内にある火『不滅の法灯（ふめつのほうとう）』は
開山以来、1度も絶やすことなく燃やし続けられているそうですよ。
※詳しくは、延暦寺（東塔）の記事をご覧ください。
という事で本日も4問出題させていただきました。
皆さんは何問正解されましたか？
