こんにちは京子です
今回は京都検定の過去問をお届けします。
写真と解説付きですので
是非、問題にチャレンジしてみて下さいね
では早速1問目ですっ
【問題】
東山の高台寺から円山公園へと続く、石畳の道は何と呼ばれているか。
ア.維新の道
イ.あじろぎの道
ウ.ねねの道
エ.せせらぎの道
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.ねねの道
ねねの道は約250メートルの石畳の小路です。
『ねね』とは
豊臣秀吉の正妻の名前から取られたもので
情緒ある道なんですよ。
※高台寺に関しては高台寺 その1、高台寺 その2の記事をご覧下さい。
春先には、ねねの道を含む
東山の一部が期間限定でライトアップされる
『東山花灯路(ひがしやまはなとうろ)』というイベントも行なわれています。
※今年(2013年)は3月8日~17日まで行われました。
その一環で、狐の嫁入り巡行が
この『ねねの道』を通るんですよ
※狐の嫁入り巡行については、狐の嫁入り巡行 2013(東山花灯路)の記事をご覧下さい。
では2問目です!
【問題】
清水寺は、( )の本山で、本尊は十一面千手観音菩薩である。
ア.北法相宗(きたほっそうしゅう)
イ.華厳宗(けごんしゅう)
ウ.浄土真宗(じょうどしんしゅう)
エ.天台宗(てんだいしゅう)
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では、答えですっ。
【答え】
ア.北法相宗
『清水の舞台』で有名な清水寺は北法相宗の本山です
以前は法相宗でしたが、清水寺は1965年に独立し
新たに北法相宗を設立したそうです。
本尊である十一面千手観音菩薩は
『清水型観音』とも呼ばれる
独特のポーズをした観音様で
背中に広がる40本の腕の内
上部に付いている両腕2本を頭上高くに伸ばし
化仏(けぶつ・釈迦の化身)を掲げた姿をしています
通常は非公開であり
近年では2000年、2008年、2009年に期間限定で公開したそうです。
では3問目です!
【問題】
鞍馬寺の「聖観音菩薩像(しょうかんのんぼさつぞう)」(重文)の作者は誰か。
ア.康勝(こうしょう)
イ.定慶(じょうけい)
ウ.湛慶(たんけい)
エ.康円(こうえん)
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では、答えですっ。
【答え】
イ.定慶
鎌倉時代には定慶と名の付く仏師が
少なくとも3人いたと言われています。
・大仏師法師定慶(だいぶっしほうしじょうけい)
・肥後法眼定慶(ひごほうげんじょうけい)
・越前法橋定慶(えちぜんほっきょうじょうけい)
鞍馬寺の『聖観音菩薩像』を作ったとされるのは
肥後法眼定慶で
康慶(こうけい・鎌倉時代を代表する仏師『運慶』の父)の弟子
と言われている仏師です。
※肥後法眼定慶は、肥後別当定慶(ひごべっとうじょうけい)とも呼ばれています。
一説によると
肥後法眼定慶は、運慶の次男である『康運(こううん)』ではないか?
という見方もあるそうですよ
ちなみに肥後法眼定慶は
鞍馬寺の『聖観音菩薩像』の他に
千本釈迦堂の六観音像(6つの観音様の総称)の作者としても知られています
※鞍馬寺に関しては、鞍馬寺 その1、鞍馬寺 その2を、千本釈迦堂に関しては大報恩寺(千本釈迦堂) その1、大報恩寺(千本釈迦堂) その2の記事をご覧下さい。
では最後の問題です
1級からの出題になりますので選択肢ではありません。
ズバリでお答え下さい。
【問題】
豊臣秀吉が聚楽第(じゅらくだい)内に創建した神社と伝わる( )は、聚楽第廃絶後に移建され、二条城の西側にあったが、社殿の老朽化などに伴い、今年(平成24年)、大原に移された。
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では、答えですっ。
【答え】
出世稲荷神社(しゅっせいなりじんじゃ)
2012年の7月に京都市北部の大原へ移転した神社です。
聚楽第の中に創建された神社で、百姓から天下人へと出世した
彼の名にあやかり付けられたそうです。
近年、神社の氏子もなく、寄付も少なかった事から
社殿の修復が困難な状況となり
移転となりました。
大原では、かつて旅館だった建物内にご神体が祀られ
参拝出来るようになっているそうですよ
社殿は取り壊されましたが
額、石柱、天井画などは
大原に持ち込まれているという事で
今後、環境を整えた上で活用されるそうです。
という事で本日も4問出題させていただきました。
皆さんは何問正解されましたか?