こんにちは京子です!

今回ご紹介するのは12月21日に

不思議不動院(ふしぎふどういん)で行われた・・・

かぼちゃ大師供養

かぼちゃ大師供養です


毎年、冬至(とうじ)の日に行われる法要で

かぼちゃ大師供養

中風(ちゅうふう・脳障害による半身不随や言語障害、手足のしびれ)除け

ボケ封じ、無病息災を祈願して

参拝者に

甘く煮立てた『かぼちゃ』が振舞われます

※中風除けの為に、かぼちゃを食べる風習は、江戸時代より始まったそうです。京都では、安楽寺矢田寺の『かぼちゃ供養』も有名です。


これに加え

参拝者から寄せられた護摩木が、堂内で焚き上げられるんですよ。


本堂

金閣寺からも程近い不思議不動院

昭和になってから建てられたお寺です。

かぼちゃ大師供養

初代・住職であった酒井圓心(さかいえんしん)が

ある日、弘法大師像の前で祈祷をしていると

「私は南瓜大師(かぼちゃだいし)であるぞ!

我が力によって人々を救い

無事息災(ぶじそくさい・病気や災いがなく、平穏に暮らす事。)にしてみせよう。」

というお告げを受けたそうです。


この事から

いつしか、弘法大師像を『かぼちゃ大師様』と呼ぶようになり

この像の前には

かぼちゃがお供えされるようになりました

こうした事から

冬至の日に合わせて『かぼちゃ大師供養』が行われたというワケです。

不思議不動院の起源については、かぼちゃ大師供養 2011(不思議不動院)の記事をご覧下さい。


では早速レポートしたいと思います

まずは

10時より本堂にて、護摩焚きが行われます。

弘法大師像


ちなみに、中央に見えるのが

弘法大師こと『空海』の木像です。

これが先ほどお伝えした弘法大師像であり、かぼちゃ大師様なんですね。

※平安時代の高僧『空海』については、東寺(教王護国寺) その1の記事をご覧下さい。


普段は境内手前にある『かぼちゃ大師堂』に

安置されていまして

かぼちゃ大師供養』の時だけ

本堂に移動され、この前で護摩焚きが行われます

※この弘法大師像は醍醐寺から賜ったそうで、鎌倉末期に作られたという事です


護摩壇

護摩木を組み合わせた護摩壇に火を入れ

祈祷が始まります。



しばらくすると、燃え盛る護摩壇に

次々と護摩木が入れられます

あっという間に、炎が天井に達する程に大きくなりますっ


こうし約20分程をかけて

祈祷や護摩木を焚き上げ、護摩焚きは終了です。

※10~14時までの間、護摩焚きは数度に分けて行われます。当日でも護摩木の奉納は可能ですよ。


かぼちゃ

そして、お堂の外では

かぼちゃが食べられるように

即席の食事スペースが用意され

甘く煮立てた『かぼちゃ』を食べる事が出来ます


ちなみに

かぼちゃ大師供養が行われる冬至の日は

毎年、日が変わる(21日もしくは22日)場合がありますので

来年行かれる際は、日にちに注意下さいね

もともと、かぼちゃ大師供養では

弘法大師像にお供えしていた『かぼちゃ』を

この日に、地元の人達だけで切り分け食べていたそうです


しかし、ここ数10年で

口コミやインターネットなどから急激に広がり

現在では

かぼちゃ約150個、人数にして約500人分のかぼちゃが

振舞われるようになったんですよっ

是非、皆さんも冬至の日に

おいしいかぼちゃを食べてみてはいかがですか??


そんな、かぼちゃ大師供養が行われた

不思議不動院の場所はコチラ↓


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