2014-12-19 | |
テーマ:お寺 |
関連:かぼちゃ大師供養 2011(不思議不動院) / かぼちゃ大師供養(不思議不動院) / |
不思議不動院
今回ご紹介するのは
京都市北区にある
不思議不動院(ふしぎふどういん)です!
不思議不動院は
比較的近年に出来た真言宗のお寺なんですよ
ちなみに場所は
京都の地理に詳しくなくても
何となくわかってしまう場所にあります!
ズバリ
金閣寺の裏側(西)の場所にあるんですね
※距離にして約300mほどです。
1945年(昭和20年)頃に
酒井圓心(さかいえんしん)が
不動明王のお告げによって
苦労をしている人々を救う為
私財をなげうってお堂を建て
不動明王を安置したのが始まりといわれています。
なんでもある日
弘法大師像の前で祈祷をしていると
「私は南瓜大師(かぼちゃだいし)であるぞ!
我が力によって人々を救い
無事息災(ぶじそくさい・病気や災いがなく、平穏に暮らす事。)にしてみせよう。」
というお告げを聞いたそうなんです。
ちなみに1945年といえば
日本は終戦の年ですから
その年に不動明王のお告げを聞いた事は
とても意味深いような気がしませんか
それにしても不思議不動院とは
その名の通り不思議なお名前ですよね。
これは
初代住職である酒井圓心の頃に
参拝者の方から
安置しているお不動さんに
何か名前をつけたいという事になり
それなら
「お寺にお参りすると不思議なご利益がある!」
という事で不思議不動にしよう
となったんだそうですよ
それからというもの
『不思議の谷の不思議さん』や
『不思議さん』と
親しまれるようになったみたいです♪
それでは早速、中に入っていきましょう。
まず境内に入ると
天門院です。
天門院があります。
こちらには釈迦如来が
安置されているそうです
そしてこちらが本堂(護摩堂)になります。
本堂にはご本尊である
不動明王が安置されていました!
不動明王の隣には宇賀の神や
弘法大師(こうぼうだいし)空海(くうかい)の
絵があるんですね
こちらは一光開眼地蔵菩薩(いっこうかいげんじぞうぼさつ)です。
一光開眼地蔵菩薩です。
この地蔵菩薩にはある悲しい
エピソードが伝わっています
その昔、山城の葛野郡(かどののこおり・下京区)に
盲目の青年が住んでいたようで
彼は毎日毎日
念仏を唱えながら
お地蔵さんを彫っていました。
盲目の状態で彫刻等を使いこなすだけでも
ビックリなんですけれど
入り組んだ造形のお地蔵さんを彫っていたなんて
目は見えなくてもまぶたの奥には
ハッキリとお地蔵さんが見えていたのかも知れませんね♪
その後、3年の歳月が流れたそうなんですけれど
残念ながら青年はお地蔵さんを完成させる前に
亡くなってしまったそうなんです
そのお地蔵さんが
一光開眼地蔵菩薩であり
縁あって不思議不動院に奉納されたみたいですよ。
眼の病平癒や心の病平癒のご利益が
あると信じられています
こちらは天将不動尊です。
天将不動尊です。
インドの著名な芸術家が彫刻したものだそうで
骨の病気によく効く不動尊として知られ
治してほしい体の部分をなでて祈願するんだそうです。
こちらは少し離れた場所にある大師堂です。
創建当初はこの場所に
お堂があったといわれているんですね
冒頭でご紹介した弘法大師像が安置されており
通称『かぼちゃ大師様』と呼ばれています。
大師堂の隣にある
天龍神大神です。
心字池(しんじいけ)という底無しの池があり
古くから龍神の住む池といわれていたみたいですよ。
祠は天龍神のお告げによって
この地に建てられたそうで
危険防止の為
底に28体の松材を沈めているそうです
境内には、この他お稲荷さんなどが安置されていいます。
また不思議不動院では
毎年12月の冬至(とうじ)の日に
かぼちゃ大師供養が行われています。
その日は参拝者に
甘く煮立てた『かぼちゃ』が振舞われるんですよ。
ご興味のある方は是非とも
訪れてみて下さいね
※詳しくは、かぼちゃ大師供養 2012(不思議不動院)の記事をご覧ください。
そんな不思議不動院の場所はコチラ↓
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