こんにちは京子です
今回ご紹介するのは
桔梗(ききょう)で有名な・・・
廬山寺です
京都御所にも程近いこの場所には
かつて
源氏物語の作者『紫式部』の邸宅があったんですね。
この事から
廬山寺のお庭は『源氏庭(げんじてい)』と名付けらました
その源氏庭において
現在、綺麗な桔梗が花を咲かせています
庭には出る事が出来ないので、お堂の縁側からゆっくりと眺めます。
白砂と苔によって構成されたお庭で
白砂が『庭に浮かぶ雲』を表現しています。
苔の部分に青紫の桔梗が咲き
庭全体の彩りを豊かにしていますね
源氏庭の石碑には『紫式部邸宅址』と書かれています。
雲間に咲く桔梗は、まるで異空間っ
源氏庭では、咲き始めの6月下旬から
見頃の9月末にかけて
長期間、桔梗を楽しむ事が出来るんですね。
つぼみの状態が風船に似ている事から、英名はバルーンフラワーと言うそうですよ。
ちなみに、どうして桔梗なのか?と言いますと
源氏物語の『朝顔』という巻に由来しています
この頃の朝顔の花は、今でいう桔梗の事を指すそうで
この事から、源氏庭に桔梗が植えられているというワケです
源氏物語誕生の地に咲く桔梗には
こうした意味があったんですね~。
ちなみに、桔梗が素敵な京都のお寺は
この廬山寺の他に
大徳寺の境内塔頭である『芳春院(通常非公開)』や
廬山寺についても簡単にご説明します。
源氏庭のある本堂は
江戸時代後期に光格天皇(こうかくてんのう)によって
仙洞御所(せんとうごしょ・退位した天皇が過ごす建物)の一部を寄進し
再建されたものです
こちらは『おみくじお坊さん』で知られる
元三大師(がんざんたいし)が祀られている元三大師堂です。
この他にも、廬山寺では
節分の際に行われる『追儺式鬼法楽(ついなしきおにほうらく)』が大変有名です
過去にレポートした記事もあるので
よければ、そちらもご覧下さい
⇒追儺式鬼法楽 2011(廬山寺)追儺式鬼法楽 2012(廬山寺)
この他にも見所として
お庭の東側には、秀吉の建てた『御土居跡(おどいあと)』がある他
有名な仏師である『定朝(じょうちょう)』のお墓もあるんですよ
足を運ばれた際は
是非、チェックしてみて下さいね。
そんな廬山寺の場所はコチラ↓