こんにちは京子です。
7月2日は祇園祭で重要な行事が京都市役所で行われました。
その重要な行事というのは『くじ取り式』です
古くは六角堂で行っていましたが
現在は市役所で行われているんですよね
そもそも、くじ取り式が行われた理由は
祇園祭の山鉾巡行を町内同士が
他の山鉾で揉め出したからなんです
なので公平にクジを取って決めようという事になったんですね
ちなみに全ての山鉾がくじを引くのではなく
くじ取らずで
巡行の順番が最初から決まっています。
残りの山鉾がくじを引いて順番を決めるんですね
市役所でのくじ取り式の様子は
事前にハガキにて申込み
当選した人のみ、参観する事が出来ます
去年、京子は抽選に外れてしまいましたが
今年はなんと!当たりました!
当選したハガキを撮影していない事に後悔・・・泣。
ハガキは受付で回収されちゃったんですよね。
では早速、くじ取り式の様子をお伝えしたいと思います。
午前9時45分、京都市役所前に到着した京子。
開始は10時からですが
15分前には会場に入っておかなくてはいけません。
参観者のみに配られる当日のしおりです。
10時から総礼(一同礼)をした後
開会の辞が行われ、京都市長の門川大作さんや
山鉾保存会の会長、副会長などが挨拶されます。
そして、いよいよ抽選が始まります。
ここで、くじについて説明させていただきます
まずは『くじ(順番のかいてある紙)』が収められた
封筒が京都市長の前に届けられます
これをハサミで開封します。
封筒の中のくじを出し、中を確認した後
くじは下げられます。
次に、1枚ずつ
こより状にして、再び京都市長に渡されます。
こうして準備が整うと
いよいよ実際にくじが引かれます。
各山鉾町の方が1人ずつ
くじを引きに市長のいる席の前まで移動します。
こうして、こより状にしたくじを選んで引いて
順番を決めるんですね。
ちなみに
2012年の山一番は・・・
郭巨山(かっきょやま)です。
貧困に苦しんでいた郭巨が子供を捨てに山中へ行った際に
土の中から黄金の釜を掘り当てた
という故事に由来する山です。
鉾一番は『月鉾』
傘一番は『綾傘鉾』
あとの巡行の山一番は『鈴鹿山』でした。
※3基の鉾に関しては『祇園祭 月鉾(八坂神社)』『祇園祭 綾傘鉾(八坂神社)』『祇園祭 鈴鹿山(八坂神社)』の記事をご覧下さい。
山鉾に関する情報は山鉾一覧からでも
ご覧いただけますので是非チェックして下さい
各山鉾町の方は引いたくじを
参観者にも見えるよう両手で掲げます。
こうして、くじは1度回収され
後ほど、正式に山鉾の名前と順番が記された紙が再び手渡され
同様に参観者に見えるように掲げていました
くじの順番と発表が終わると
京都市長からの祝辞がありました。
そして、今年から参加する大船鉾に巡行旗の授与が行われました。
大船鉾は幕末の蛤御門の変により消失した鉾で
2012年から唐櫃(からひつ)で山鉾巡行に参加するんですよ
こうして無事に『くじ取り式』が閉会しました。
この後、山鉾町の方数名が功労を称え、表彰されていました。
会場を出た山鉾連合会の方は
バスに乗って八坂神社へと向かいます。
本殿にて
くじ取り式の報告が行われるんですね♪
くじ取り式が行われた京都市役所の場所はコチラ↓
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記念撮影が行われた八坂神社の場所はコチラ↓
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