こんにちは、京子です!
さて、本日は京都検定の過去問をお送りしたいと思います。
写真&解説付きでご紹介しています♪
では、1問目っ。
【問題】
清水寺は、( )が十一面千手観音を祀る仏堂を建立したことに始まるとされる。
ア.橘俊綱(たちばなのとしつな)
イ.藤原頼通(ふじわらのよりみち)
ウ.坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)
エ.三善清行(みよしきよゆき)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.坂上田村麻呂
征夷大将軍であった坂上田村麻呂。
当時(789年)、征夷大将軍とは
蝦夷(エゾ・今の東北)を征圧・征服する為の役職でした。
朝廷は坂上田村麻呂に任命していたんですね~
境内には
蝦夷の軍事指導者『阿弖流爲(アテルイ)』と『母礼(モレ)』の
碑もあります。
田村麻呂によって建てられたものですが
そこにはとても切ないエピソードがあったりすんですよね~。
※詳しくは、清水寺の記事をご覧下さい。
では、2問目に行ってみましょう!
【問題】
延暦寺の本尊薬師如来立像は、全山の総本堂である( )(国宝)に祀られている。
ア.根本中堂(こんぽんちゅうどう)
イ.転法輪堂(てんぽうりんどう)
ウ.戒壇院(かいだんいん)
エ.大講堂(だいこうどう)
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では、答えですっ。
【答え】
ア.根本中堂
内部はどのような構造になっているのかと言いますと
一段低い「内陣」という広いスペースがあり
参拝者はそれを少し見下ろす感じになるんですよね♪
そして、そこから見えるのが本尊の薬師如来立像と
大きな火(不滅の法灯)がメラメラと燃えています。
昼間でも室内は暗く、薄暗い内陣。
その暗闇の中でゆらめく不滅の法灯が
神秘的で幻想的なんですよ
※根本中堂に関して、詳しくは延暦寺(東塔)に記事をご覧下さい。
では、3問目です。
【問題】
二条城の二の丸御殿(国宝)の大広間や式台の間の松図を描き、江戸狩野派の礎を築いたといわれているのは誰か。
ア.狩野正信
イ.狩野永徳
ウ.狩野山楽
エ.狩野探幽
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では、答えですっ。
【答え】
エ.狩野探幽(かのうたんゆう)
豊臣家の滅亡後、将軍おかかえ絵師だった狩野派は
京狩野と江戸狩野に分かれる事となります。
※実際は殆どの狩野派が江戸に移り住んだそうです。
探幽による作品は二条城以外にも
公開されていますので
是非チェックしてみてください
では、最後の問題です。
1級からの出題になりますので、選択問題ではありません。
ズバリお答えくださいね♪
【問題】
平安中期の女流歌人( )は、情熱的な恋歌を多く残したことで知られ、新京極の誠心院に墓と伝える石塔がある。
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では、答えですっ。
【答え】
和泉式部(いずみしきぶ)
恋多き女性であった和泉式部。
同僚の歌人には、紫式部もいたんですね~。
そんな彼女の数多くの和歌の中から
百人一首に選ばれたのは
『あらざらむ この世のほかの 思ひ出に
今ひとたびの 逢ふこともがな』
という一句。
死んでしまう前に愛する人に、今もう一度会いたい
という内容の歌であり
自らの死を予感した時に詠んだと言われているそうですよ。
ちょっぴり切ない歌ですよね
詳しい内容は誠心院の記事をご覧下さい
という事で、本日も4問出題させていただきました。
みなさんは何問正解されましたか?