こんにちは京子です
さて、本日ご紹介するのは
不思議不動院(ふしぎふどういん)で行われた・・・
![南瓜供養](2011/12/22/01/2011-12-22-1.jpg)
(・∀・)ノかぼちゃ大師供養です
では、早速
本日、12月22日に行われました。
『かぼちゃ大師供養』をレポートしたいと思います。
まず、簡単に
『不思議不動院』についてご紹介しますと
正式名称を大宝寺(だいほうじ)と言います
建てられたのは昭和になってからだそうで
京都では比較的新しいお寺なんですね。
この、不思議不動院という名前はどこから来たのかと言うと
本尊である不動明王にお参りされた人たちが
「不思議なご利益を授かったのよ~」という評判が広がった事に
由来するそうです。
![南瓜供養](2011/12/22/01/2011-12-22-6.jpg)
まず、こちらが『かぼちゃ大師堂』です。
普段は、この中に『かぼちゃ大師』がいらっしゃいます。
先ほどから『かぼちゃ』を連発していますけど
このかぼちゃ大師とは、弘法大師「空海」木像の事なんですね
※空海については東寺(教王護国寺)の記事をご覧下さい。
ちなみに、この弘法大師木像は
醍醐寺から賜ったものだそうで
鎌倉末期の頃に作られたものだそうです。
初代住職であった酒井圓心(さかいえんしん)が
その弘法大師木像の前で祈祷をしていると
『私は南瓜大師(かぼちゃたいし)であるぞ!我が力によって人々を救い、無事息災にしてみせよう。』
というお告げを受けたそうです。
この出来事から『かぼちゃ大師様』と言われるようになり
いつしか、この像の前には
![南瓜供養](2011/12/22/01/2011-12-22-8.jpg)
(・∀・)ノかぼちゃがお供えされるようになりました
![南瓜供養](2011/12/22/01/2011-12-22-7.jpg)
普段は、ここにかぼちゃ大師様がいらっしゃいますけれど
『かぼちゃ大師供養』の際は本堂の方へと
移動されていらっしゃいます
![南瓜供養](2011/12/22/01/2011-12-22-2.jpg)
ちなみに、こちらが本堂になります。
中では何が行われているのかと言いますと・・・
![南瓜供養](2011/12/22/01/2011-12-22-3.jpg)
護摩焚きですっ。
![南瓜供養](2011/12/22/01/2011-12-22-4.jpg)
さて、そんな
かぼちゃ供養は
毎年、冬至(とうじ)の日に行われます。
つまり、一年で一番、夜が長い(太陽が出ている時間が短い)日ってコトですね
この日にかぼちゃを食べて無病息災を願うのです
日本では江戸時代中期頃から
冬至にかぼちゃを食べる習慣は始まったそうで
この日にかぼちゃを食べると
中風(脳障害による半身不随や、言語障害、手足のしびれ)にならない
風邪をひかない
などと、言われていました。
![南瓜供養](2011/12/22/01/2011-12-22-5.jpg)
このように甘く煮立てられた
かぼちゃが、参拝者にも振舞われます
地元の方のお話によりますと
この弘法大師木像にお供えしているかぼちゃを
毎年、冬至の日に
切り分けて食べるようになったそうです
もともと地元の方だけで、内々にかぼちゃ供養が行われていましたけれど
いつしか、インターネットなどで広がり
ここ数十年で、多くの人が不思議不動院のかぼちゃ供養に
訪れるようになり
現在では
約150個、重さにして200kg
人数にして約500人分のかぼちゃが
甘く煮て炊き出しされるようになったという事です
おいしいかぼちゃを頂き、京子の体も温まりました~。
今年も残り少ないですけれど
精一杯、京都の年の瀬をレポートして行きたいと思います
そんな、かぼちゃ大師供養が行われた不思議不動院の場所はコチラ↓
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