こんにちは京子です
さて、本日ご紹介するのは
不思議不動院(ふしぎふどういん)で行われた・・・
(・∀・)ノかぼちゃ大師供養です
では、早速
本日、12月22日に行われました。
『かぼちゃ大師供養』をレポートしたいと思います。
まず、簡単に
『不思議不動院』についてご紹介しますと
正式名称を大宝寺(だいほうじ)と言います
建てられたのは昭和になってからだそうで
京都では比較的新しいお寺なんですね。
この、不思議不動院という名前はどこから来たのかと言うと
本尊である不動明王にお参りされた人たちが
「不思議なご利益を授かったのよ~」という評判が広がった事に
由来するそうです。
まず、こちらが『かぼちゃ大師堂』です。
普段は、この中に『かぼちゃ大師』がいらっしゃいます。
先ほどから『かぼちゃ』を連発していますけど
このかぼちゃ大師とは、弘法大師「空海」木像の事なんですね
※空海については東寺(教王護国寺)の記事をご覧下さい。
ちなみに、この弘法大師木像は
醍醐寺から賜ったものだそうで
鎌倉末期の頃に作られたものだそうです。
初代住職であった酒井圓心(さかいえんしん)が
その弘法大師木像の前で祈祷をしていると
『私は南瓜大師(かぼちゃたいし)であるぞ!我が力によって人々を救い、無事息災にしてみせよう。』
というお告げを受けたそうです。
この出来事から『かぼちゃ大師様』と言われるようになり
いつしか、この像の前には
(・∀・)ノかぼちゃがお供えされるようになりました
普段は、ここにかぼちゃ大師様がいらっしゃいますけれど
『かぼちゃ大師供養』の際は本堂の方へと
移動されていらっしゃいます
ちなみに、こちらが本堂になります。
中では何が行われているのかと言いますと・・・
護摩焚きですっ。
さて、そんな
かぼちゃ供養は
毎年、冬至(とうじ)の日に行われます。
つまり、一年で一番、夜が長い(太陽が出ている時間が短い)日ってコトですね
この日にかぼちゃを食べて無病息災を願うのです
日本では江戸時代中期頃から
冬至にかぼちゃを食べる習慣は始まったそうで
この日にかぼちゃを食べると
中風(脳障害による半身不随や、言語障害、手足のしびれ)にならない
風邪をひかない
などと、言われていました。
このように甘く煮立てられた
かぼちゃが、参拝者にも振舞われます
地元の方のお話によりますと
この弘法大師木像にお供えしているかぼちゃを
毎年、冬至の日に
切り分けて食べるようになったそうです
もともと地元の方だけで、内々にかぼちゃ供養が行われていましたけれど
いつしか、インターネットなどで広がり
ここ数十年で、多くの人が不思議不動院のかぼちゃ供養に
訪れるようになり
現在では
約150個、重さにして200kg
人数にして約500人分のかぼちゃが
甘く煮て炊き出しされるようになったという事です
おいしいかぼちゃを頂き、京子の体も温まりました~。
今年も残り少ないですけれど
精一杯、京都の年の瀬をレポートして行きたいと思います
そんな、かぼちゃ大師供養が行われた不思議不動院の場所はコチラ↓
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