メモ2016-01-22
テーマ:カフェ・スイーツ

末富(うすべに)

今回ご紹介するのは

京都市下京区にある

末富(すえとみ)の代表銘菓


末富(すえとみ)の代表銘菓うすべに


うすべに』です!


末富は、1893年(明治26年)に

創業を開始した120年以上続く

京都の老舗和菓子屋なんですね~


初代の山口竹次郎が
京都の老舗中の老舗和菓子屋店の
『龜末廣(かめすえひろ)』で修行をし
暖簾分けして『末富』を
創業したんだそうです


末富

末富


創業当初は、神社や寺院の

御用達だったそうなんですけれど

戦後になって売り出した

『野菜煎餅(やさいせんべい)』

ヒットして、大人気となってからは

一般向けにも販売するように

なっていったんですね~


末富の看板

末富の看板


今回ご紹介する『うすべに』という名は
この和菓子の色が薄い紅色
『薄紅』をしている事からなんだと思います!


うすべにの入った箱

うすべにの入った箱


紅色の梅肉餡を

白くて丸い煎餅で挟んだもので

外側からは、うっすらと紅色が透けて見え

淡いピンク色のように見えるんですね。


とーっても上品な見た目です


そんな『うすべに』は
茶道の流派の1つである
『薮内家(やぶのうちけ)』と
末富の初代・山口竹次郎が一緒に考えて
作った煎餅といわれているんですね♪


薮内家(やぶのうちけ)

薮内家(やぶのうちけ)


ちなみに薮内家は

約400年の歴史がある茶道流派の1つで

祖である剣仲紹智(けんちゅうじょうち)は

茶人として有名な千利休(せんのりきゅう)の師

武野紹鴎(たけのじょうおう)に学んだ人物です。


つまり!このうすべにには

お茶がよく合うって事じゃないですか


では早速、うすべにを食べてみると・・・


うすべに

うすべに


見た目のふんわりとした雰囲気とは違って

かなりインパクトがありました


これは『うすべに』に
梅肉餡が入っているからなんですけれど
塩味がいいアクセントとなり
じんわりと甘さが広がるような感じで
とっても美味しいんですっっ


また、薮内家好みの和菓子という事で

やっぱりお茶にとっても良く合います


食べる時には是非とも

お茶と一緒に頂いて下さいね~


うすべにの箱

うすべにの箱


ちなみにTOKIOの
国分太一さんが結婚をした際
ファンへの贈り物として
贈られた引き出物が
末富のものであったそうで
当時、Twitterで
話題になっていたんですよ♪


その際、末富のものであると決め手になったのが

この和菓子を包む独特のデザインの包装紙


末富ブルー

末富ブルー


鮮やかな青色に扇や季節の花があしらわれた
『末富ブルー』と呼ばれるものなんですね~♪


これは末富の2代目山口竹次郎が

日本画の池田遥邨(いけだようそん)と

2人で考えられたものなんだそうで

包装紙にデザイン性をあまり求めていなかった時代に

こだわり抜いたものなんだそうです


末富ブルーの色目は
白色を敷いてから
青色を塗って厚みを出す為に
当時の印刷屋は大変な
苦労をしたんだそうです


また、お土産袋も青色で

京都に住んでいる方であれば

青色の袋を持っているだけで

末富のものとわかる程、知られているんですね


という事で今回は

末富のうすべにをご紹介しました


末富の場所はコチラ↓



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