2015-09-18 | |
テーマ:カフェ・スイーツ |
大黒屋鎌餅本舗(御鎌餅)
今回ご紹介するのは
京都市上京区にある
大黒屋鎌餅本舗(だいこくやかまもちほんぽ)の
御鎌餅(おんかまもち)です!
大黒屋鎌餅本舗は
1897年(明治30年)に創業を開始した
和菓子の老舗で
お店の場所は、寺町通沿いにある
阿弥陀寺(あみだじ)の正面の道を
100メートル程歩いた先にあります
大黒屋鎌餅本舗
江戸時代、京の出入り口を表す
『七口(ななくち)』の1つ
鞍馬口(くらまぐち)に茶店があったそうで
道行く旅人や地元の人々に売られていた
人気のお餅があったそうです
その茶店が明治になってなくなってしまい
茶店で売られていた人気のお餅を
当時、宮大工であった初代が
御鎌餅として復活させて
創業したというワケなんですね~
大黒屋鎌餅本舗の看板
菓子職人でもなかった
宮大工さんがお餅を復活させるなんて
どんな思いがあったんでしょうか!?
恐らくこのまま無くしてしまうのは
「勿体ない!」
と思ったからと思うんですよね
ちなみに京の出入り口を表す
「七口」は他に粟田口(あわたぐち)
大原口(おおはらぐち)、荒神口(こうじんぐち)
竹田口(たけだぐち)、丹波口(たんばぐち)
東寺口(とうじぐち)、長坂口(ながさかぐち)
伏見口(ふしみぐち)等があります
こちらがその御鎌餅で
写真で見て頂いたらお分かり頂けると思いますけれど
見た目の御鎌餅の細長い形は
稲を刈り取る鎌をイメージしたものだそうで
これは、米の豊作や
道を行き交う旅人の厄難を
祓うという願いが
込められているというんですね
1つ1つ松の皮をそいで作る「へぎ」に巻かれています!
そんな願いの込められた
御鎌餅を実際に食べてみると・・・
口に入れた瞬間に
ほのかに黒糖の香りが広がり
北海道小豆を使って作られた
甘すぎないこし餡が
とっても美味しいんですよ
御鎌餅を切ると餡がたっぷり♪
ちなみにお店で御鎌餅を頼んだ際には
3代目になるご主人が1つ1つ
とっても丁寧に包んで下さいました
お店には、配送する宅配伝票のついた商品が
いくつも並んでいて
遠方の方にも大変人気があるようです
寺町通沿いには
たくさんのお寺がありますので
お近くを訪れた際には是非
大黒屋鎌餅本舗に立ち寄ってみては
いかがでしょう!
そんな御鎌餅を作っている
大黒屋鎌餅本舗の場所はコチラ↓
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