今回ご紹介するのは

京都市上京区にある

大黒屋鎌餅本舗(だいこくやかまもちほんぽ)の


御鎌餅(おんかまもち)

御鎌餅(おんかまもち)です!


大黒屋鎌餅本舗は

1897年(明治30年)に創業を開始した

和菓子の老舗で

お店の場所は、寺町通沿いにある

阿弥陀寺(あみだじ)の正面の道を

100メートル程歩いた先にあります


大黒屋鎌餅本舗

大黒屋鎌餅本舗


江戸時代、京の出入り口を表す
『七口(ななくち)』の1つ
鞍馬口(くらまぐち)に茶店があったそうで
道行く旅人や地元の人々に売られていた
人気のお餅があったそうです


その茶店が明治になってなくなってしまい

茶店で売られていた人気のお餅を

当時、宮大工であった初代が

御鎌餅として復活させて

創業したというワケなんですね~


大黒屋鎌餅本舗の看板

大黒屋鎌餅本舗の看板


菓子職人でもなかった
宮大工さんがお餅を復活させるなんて
どんな思いがあったんでしょうか!?


恐らくこのまま無くしてしまうのは

「勿体ない!」

と思ったからと思うんですよね


御鎌餅の包装

ちなみに京の出入り口を表す

「七口」は他に粟田口(あわたぐち)

大原口(おおはらぐち)、荒神口(こうじんぐち)

竹田口(たけだぐち)、丹波口(たんばぐち)

東寺口(とうじぐち)、長坂口(ながさかぐち)

伏見口(ふしみぐち)等があります


御鎌餅

御鎌餅


こちらがその御鎌餅

写真で見て頂いたらお分かり頂けると思いますけれど

見た目の御鎌餅の細長い形は
稲を刈り取る鎌をイメージしたものだそうで
これは、米の豊作や
道を行き交う旅人の厄難を
祓うという願いが
込められているというんですね


「へぎ」に巻かれた御鎌餅

1つ1つ松の皮をそいで作る「へぎ」に巻かれています!


そんな願いの込められた

御鎌餅を実際に食べてみると・・・


口に入れた瞬間に
ほのかに黒糖の香りが広がり
北海道小豆を使って作られた
甘すぎないこし餡が
とっても美味しいんですよ


御鎌餅を切ったもの

御鎌餅を切ると餡がたっぷり♪


ちなみにお店で御鎌餅を頼んだ際には

3代目になるご主人が1つ1つ

とっても丁寧に包んで下さいました


お店には、配送する宅配伝票のついた商品が

いくつも並んでいて

遠方の方にも大変人気があるようです


寺町通沿いには

たくさんのお寺がありますので

お近くを訪れた際には是非

大黒屋鎌餅本舗に立ち寄ってみては

いかがでしょう!


そんな御鎌餅を作っている

大黒屋鎌餅本舗の場所はコチラ↓

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