メモ2015-08-19
テーマ:祭り・イベント
関連:上徳寺 / 世継地蔵尊大祭(上徳寺) / 

厄除け大福ほおずき授与(上徳寺)

今回ご紹介するのは

京都市下京区にある上徳寺(じょうとくじ)の


厄除け大福ほおずき授与


厄除け大福ほおずき授与です!


上徳寺では毎年

お盆から24日の地蔵盆(じぞうぼん)の日まで

世継地蔵尊(よつぎじぞうそん)に

古くから伝わるご祈祷をした

『厄除け大福ほおずき』

授与しているんですね~

※地蔵盆とは8月の地蔵菩薩の縁日(24日あたり)に行われる地蔵菩薩の法要の事で近畿地方で盛んに行われています。


『地蔵盆会 大福厄除け ほうづき授与』と書かれた看板

『地蔵盆会 大福厄除け ほうづき授与』と書かれた看板


授与して頂いた
厄除け大福ほおずきを
家の中の頭よりも高い位置に
置いておくと
厄を除いて大いなる福を
招いてくれるそうです


厄除け大福ほおずきの説明書き

厄除け大福ほおずきの説明書き


また、翌年のお正月に

厄除け大福ほおずきの実を取り出して

大福茶(おうぷくちゃ・おうぶくちゃ)の

中に入れてお茶を飲むと

その年の福を授かると伝わっているんですよ

※京都ではお正月にお茶を飲む習慣があり、幸福をもたらすという意味から『大福茶』と呼ばれたりします。詳しくは皇服茶 2012(六波羅蜜寺)の記事をご覧下さい。


厄除け大福ほおずき

厄除け大福ほおずき


ちなみに『ほおずき』

漢字で『鬼灯』『酸漿』と書き

名前の由来は、諸説ありますけれど

実が赤くてふっくらとした様子が

頬のように見えるので

『ほほづき』と呼ばれた事からなんだとか


そんな『ほおずき』は
薬用で使われる実の青い
『千成ほおずき(青ほおずき)』と
観賞用で使われる実の赤い
『丹波ほおずき』の2種類あるそうです


千成ほおずきは

平安時代から茎や根が鎮静剤として利用され

江戸時代になると堕胎剤としても

利用されるようになりました。


また、煎じて飲むと

大人の癪(しゃく:突然に怒りだす事)や

子供の疳(かん)の虫

夜泣き封じに効果があるそうです


こちらが頂いてきた

厄除け大福ほおずきです


頂いた厄除け大福ほおずき

頂いた厄除け大福ほおずき


鈴なりにほおずきが成っているのが

かわいいですよね


ここで上徳寺についても簡単にご紹介しますと


上徳寺

上徳寺


上徳寺

1603年(慶長8年)に

徳川家康(とくがわいえやす)から帰依を受けた

阿茶の局(あちゃのつぼね)が開祖となって

建立したお寺といわれています


境内の地蔵堂には
通称『世継地蔵(よつぎじぞう)』と呼ばれる
地蔵尊が安置されていて
江戸時代から子授けや安産に
ご利益があるといわれているんですね


そしてこちらは上徳寺の絵馬です。


上徳寺の絵馬

上徳寺の絵馬


これ何が描かれていると思いますか


そうです!ほおずきですよね


上徳寺の絵馬の絵も

実は『ほおずき』が描かれたものなんですよ


また、通常の絵馬と違って逆さまに

なっているのがわかりますか


これは『よだれ掛け絵馬』といって
絵馬の五角形の形を
よだれ掛けに見立てているというワケです


子授けや安産にご利益のあるお寺と言われる

上徳寺ならではの絵馬ですよね


という事で今回は上徳寺

厄除け大福ほおずき授与をご紹介しました!


地蔵盆まで授与されているそうですので

ご興味のある方は是非、足を運んでみて下さいね


上徳寺の場所はコチラ↓

最寄の交通案内

 京都市営地下鉄 烏丸線 五条駅(ごじょうえき)


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