2014-03-28 | |
テーマ:お寺 |
華光寺
今回ご紹介するのは
華光寺(げこうじ)です!
華光寺は上京区の
出水通(でみずどおり)沿いにある日蓮宗のお寺で
出水通の七不思議に数えられた
あるものがあったお寺なんです
その辺の事は後ほどご説明させていただきますね。
それでは早速レポートして行きましょう。
こちらが山門になります。
華光寺は1583年(天正11年)に
妙顕寺(みょうけんじ)の12世日堯(にちぎょう)上人が
隠居所として開創したのが始まりなんだそうですよ
本堂にかかる『蓮金山(れんきんざん)』と書かれた額です。
本尊は十界曼荼羅。
時の天下人である
豊臣秀吉(とよとみひでよし)が
伏見城に安置していた毘沙門天を
寄進したそうで、毘沙門堂には
そのときの毘沙門天が安置されているそうです
開運・厄除けのご利益があると言われ
地元の方には
「出水の毘沙門さま」と呼ばれて
親しまれているそうですよ♪
ちなみに
京都を見守る毘沙門天と言われる
鞍馬寺の毘沙門天像と
同木同作なんだそうですよ
※鞍馬寺について詳しくは、鞍馬寺 その1、鞍馬寺 その2の記事をご覧ください。
また華光寺は
池波正太郎(いけなみしょうたろう)さんの小説
『鬼平犯科帳』で有名な
長谷川平蔵(はせがわへいぞう)のお父さんである
長谷川宣雄(はせがわのぶお)の
葬儀が行われたお寺でもあるそうです
長谷川平蔵は江戸時代
石川島(隅田川河口の三角州を埋め立ててつくった島)の
人足寄場(にんそくよせば・職業訓練所)を
作った人物として有名です。
そして華光寺には、冒頭でお話した
出水の七不思議に数えられた
あるものがあったと言いましたけれど
そのあるものが
この梵鐘の下にあります
1288年に鋳造大工の橘則弘が作ったとされています。
どうです?わかりますか
塊のような物がちょっとだけ見えてますよね~
アップで撮影してみましたよ♪
もうわかりました、、、よね?
単なる木のオブジェに見えるかも知れませんけれど
実はこれ、秀吉お手植えの松だったんです!
※既に枯れてしまってます
秀吉が植えたから
七不思議に数えられているのではありませんよ~
ただの松ではないんです!
通称『時雨松』と呼ばれ
なんと、晴れているにも関わらず
枝から滴を落とし、まるで時雨のようだったそうなんです!
大正時代には、まだ元気だったそうなんですけれど
それが枯れてしまって
このような状態になってしまっているんですね・・・。
元気だった頃の時雨松を
是非とも見てみたかったものですね
現在は本堂前に時雨松の子孫が
植えられています。
さらに時雨松以外にも
七不思議に数えられたものが
ありました!
それは五色の花を咲かせるという
『五色椿』
残念ながらこちらも枯死してしまっていて
見ることは出来ないんですよ~!
ダブルで見れないなんて、残念です。
ちなみに残りの
出水通の七不思議を簡単にご紹介しますと
・光清寺(こうせいじ)の浮かれ猫
・地福寺(ちふくじ)の日限薬師(ひぎりやくし)
・観音寺の泣く山門
・五劫院(ごごういん)の寝釈迦(ねしゃか)
・極楽寺の二つ潜り戸
なんですけれど、
またの機会に、ご紹介するので
楽しみにしていて下さいね
最後に、この華光寺の境内には
いくつもかわいいお地蔵さんが
ありましたよ~
こちらをちょっとご紹介します。
赤いニット帽に、よだれかけをしたお地蔵さんや
石に彫られたお地蔵さんがいらっしゃいました。
そんな華光寺のある場所はコチラ↓
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