2014-03-21 | |
テーマ:史跡 |
弁慶石
本日は
弁慶石(べんけいいし)をご紹介します!
弁慶石の弁慶とは
『武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)』の事なんですよ
弁慶と言えば
源義経(みなもとのよしつね)の家来で大男
怪力の持ち主で有名ですよね。
『弁慶の泣き所』や『内弁慶』といった
言葉の由来にもなっている人物なんです。
※弁慶について詳しくは五條天神宮の記事をご覧下さい。
そんな弁慶が愛したとされる石が
こちらの弁慶石なんですね~
この石がある場所は
ドコにあるのかといいますと
ある、とても有名なお店の前に
置かれているんですね。
そのお店の名前は・・・
よーじやの三条店です
よーじやと言えば
京土産のあぶらとり紙が有名ですよね。
※ちなみに、よーじやはカフェもしているんですよ。詳しくは、よーじやカフェの記事をご覧下さい。
よーじや三条店に行った事あるけれど
そんな石無かったよー?
という人もいるかも知れませんね。
店前に置かれているんですけれど
気が付かないような場所にあるので
知らず知らずの間に通り過ぎている人も多いと思います
ちなみにこの辺りの町名は
弁慶石町といって
弁慶石が由来になっているくらい
地元の人に愛されている石なんですよ♪
弁慶石とともに説明書きがありましたので
そちらを読んでみると・・・
もともと弁慶は子供の頃に
三条京極に住んでいたそうです
現在の石のある辺りですよね。
その後、弁慶石が
奥州の地に行ったときに
奥州高館の前に置かれたみたいですけれど
「三条京極に帰りたい」
と吼えた!(泣いた)と言われています。
えっ!?
石が吼える?
なんて思うかも知れませんけれど
京都の石は
よく吼えたり泣いたりするんですよ~
そういった事があったので
京都の誓願寺の方丈庭園に
置かれたそうです。
その後、弁慶石を現在の場所に移したと言われています。
ひっそりと置かれている弁慶石ですけれど
実はこんなに長旅をしてたんですね~
この話は
山州名跡志(さんしゅうめいせきし)にも
記載があるんですけれど
京羽二重(きょうはぶたえ)によると
弁慶石は
もともと鞍馬口にあって
あるとき大洪水で流れてきて
誓願寺の方丈の庭に置かれ
現在の地に移されたとあるんですよ。
※京羽二重とは、江戸時代に書かれた京都の観光ガイドブックです。
あれれ?
少し話が違ってますよね。
一体、どっちなんでしょうか
謎が残る部分なんですけれど
どちらもおもしろエピソードなので
説明書きと京羽二重の両方を
ご紹介しました
さらに、弁慶石の逸話は
この他にもいろいろありまして
弁慶が比叡山(または五条大橋)から
投げ込んだものだという説もあるんですよ!
これを山から投げ込んだとすれば
弁慶は相当な力もちだったことがわかります!
比叡山からは流石に無理だったとしても
五条大橋から投げたとしても凄い怪力ですよね
そんな弁慶石は現在でも
「男の子が触れば力持ちになる」や
「火魔・病魔から逃れることが出来る」といった
言い伝えがあるそうですよ。
そんな弁慶石の場所はコチラ↓
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