メモ2014-02-06
テーマ:史跡

小野小町の化粧水の石碑

今回ご紹介するのは

小野小町の化粧水の石碑です!


絶世の美女として知られている

『小野小町(平安時代)』が

使っていたとされる別荘があった場所なんですよ


小野小町の化粧水の石碑

場所は京都市下京区西洞院通四条南東の植木にあります。


別荘にある井戸の水を

小町が利用したことにより

化粧水という名前が付けられたそうなんです!


当時、小町は容姿端麗で

宮中一と言われていたみたいです。

今でも美人の代名詞といっても過言ではありません。


そんな小町が使っていた井戸があった場所ですから

女性なら

一度は見ておきたいですよね


化粧水・こま札

こま札もありました。


ここで小野小町について

簡単にご紹介したいと思います。


小野小町といえば

『深草少将(ふかくさのしょうしょう)』の

恋のお話が有名ですよね


小町に求愛した深草少将は

小町から

「百夜、通い続けたら一緒になってあげますわよ!」

と言われ

毎晩、山を越えて小町の元へ

片道5キロの道程を歩いたと言われています。


しかし、最後の100日目の夜は

大変な雪の日だったようで

山越えをしている間に

凍死しちゃうんですね


結局、小町とは結ばれることなく

物語は終わるというのが一般的なお話です。

※深草少将については欣浄寺の記事をご覧下さい。


隨心院・はねず踊り

実はもう1つストーリーがありまして

隨心院で行われる『はねず踊り』では

大雪を理由に代役を立てた事がバレ

フラれてしまうというエピソードが

語り継がれているんですよ。

※はねず踊りについて詳しくは、 2012(隨心院)をご覧下さい。


また小町は歌人としても有名で

六歌仙、三十六歌仙、女房三十六歌仙の1人という

凄い肩書きの持ち主なんです!

恋多き女性だったということもあるんでしょうか

情熱的な恋愛の歌が得意なんですよ


百人一首に納められている有名な歌に

「花の色は 移りにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせし間に」

というのがありますよね。


女性に人気があり

誰が詠んだか知らなくても

この歌だけは聞いた事があると思います。


現代風に訳しますと

「長雨によって桜の色は移ろい、色褪せてしまったようね。

私自身も物思いにふけっている間に、美しかった頃を過ぎてしまったわ・・・。」

と歌われていて

年老いた自分を悲しんでいるような

小町の心が伝わってくるようです


この歌は平安時代に作られたものなんですけれど

現代の私達の心にも十分に伝わってきますよね。


時代は変われど

人の感性は何百年、何千年経っても

変わらないんですね~


今、彼女がこの世に現れたとしても

ガールズトークが普通に出来そうです


こうした小町の歌は

現代の私達でも共感できるものばかりなので

彼女の歌に人気があるのも納得ですよね。


小町の抜染Tシャツというものがありましたよ。


そして小町の人気は

こんなところにもあわられています。


皆さんが食べるお米の銘柄に

『あきたこまち』というのがありませんか


この『こまち』という言葉

小野小町からとられているんですよ。


秋田県雄勝町(おがちまち)にある

小野の里と出身と言われる彼女にちなみ

おいしいお米として人気が出るよう願いが込められて

名付けられたそうです


また、かわいい女性の事を指して

『○○小町』

と言ったりするのは、彼女から

きている言葉だと思います。


かわいい女性や綺麗な女性を

○○小町と言っているわけですね。


そんな小野小町の化粧水の石碑の場所はコチラ↓


大きな地図で見る


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