2014-01-14 | |
テーマ:祭り・イベント |
伏見五福めぐり
今回ご紹介するのは・・
『伏見五福めぐり』です
酒どころでも知られる伏見(京都市南部)にある
5つの社寺をめぐる『伏見五福めぐり』は
初詣を兼ねて
学業・勝運・商売繁盛・安産・金運の
5つの福を授かりに参拝するというものです
※期間は1月1日~15日まで。
これは昭和60年より始まったもので
最初に参拝した社寺で色紙をいただき
それぞれの寺社をめぐり
ご朱印を1つずつ押してもらい、色紙を完成させます。
※参拝の順番の指定は、特に無いようです。ちなみに色紙は1000円、各朱印は300円となっています。朱印をすべて集めた先着2000名には記念品(その年の干支の形をした土鈴・どれい)が贈呈されます。
では、5つの社寺を紹介させていただきます。
御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)
京都府京都市伏見区御香宮門前町
ご利益【安産】
香りが良く、万病に効く水が沸いていた事から
862年、清和天皇より『御香宮』という名を賜ったとされる神社です
伏見城から近く、この城で生まれた
徳川義直(とくがわよしなお)や徳川頼宣(とくがわよりのぶ)は
この境内に沸く御香水を産湯として使ったと言われています
また、主祭神が神功皇后(じんぐうこうごう)である事から
安産や子育てのご利益があるとされているんですね。
※彼女はお腹に子供を宿しながらも三韓征伐(さんかんせいばつ・新羅、百済、高句麗を攻め立て、勝利に導いた戦い。)を行った事で知られています。詳しくは藤森神社の記事をご覧下さい。
御香宮神社について、詳しくは
大黒寺(だいこくじ)
京都府京都市伏見区鷹匠町4
ご利益【出世開運・金運】
江戸時代初期に島津義弘(しまづよしひろ・薩摩藩主)の命を受け
彼の守り本尊である『出生大黒天』にちなみ
その名が改められたお寺です。
境内には金運がアップすると言われる『金運清水(きんうんしみず)』が
沸いています。
この水は、溢れる水の中に金色の光を感じた事から
その名がついた、大変ありがたい水なんですよ
そして七福神の一人でもある大黒様は
財福の神とも言われています
長建寺(ちょうけんじ)
京都府京都市伏見区東柳町511
ご利益【開運・諸芸上達・商売繁盛】
こちらの長建寺は
京都で唯一、弁財天(べんざいてん)を本尊とするお寺です
通常は非公開ですが、この伏見五福めぐりに合わせて
その期間だけ毎年ご開帳となります。
この長建寺のある伏見区・中書島(ちゅうしょじま)には
かつて遊郭(花街)があった事から
芸事などにご利益のある弁財天に
手を合わせに行く遊女達の参拝が絶えなかったと言われています
※全盛期には400人もの遊女が、中書島遊郭にいたそうです。
弁財天は琵琶を持った女神であることから
芸事の神様として崇められているんですよ
乃木神社(のぎじんじゃ)
京都府京都市伏見区桃山町板倉周防32-2
ご利益【学業・勝運】
軍人・乃木希典(のぎまれすけ)を祀る神社です。
彼は、日露戦争で大きくその名を轟かせた人物で
京都以外にも北海道、栃木、東京、香川、山口にも
同名の神社が建てられています。
※彼について詳しくは乃木神社の記事をご覧下さい。
彼は児玉源太郎(こだまげんたろう・軍人)の助けを借りながら
203高地を攻略し、日本を勝利に導いたんですね。
日露戦争後は、後の昭和天皇となる
裕仁親王(ひろひとしんのう)の教育係を行っていた事から
乃木神社は
学業・勝運のご利益があるとされています
藤森神社(ふじのもりじんじゃ)
京都府京都市伏見区深草鳥居崎町609
ご利益【学問・勝運】
主祭神である神功皇后(三韓征伐を行った皇后)の
武器や旗などが埋められた塚を起源とする神社です。
この事から勝運のご利益があると言われています
そして、日本書紀の編纂した舎人親王(とねりしんのう)も
祭神の一人となっている事から
学問向上のご利益があるとされているんですよ
この他にも、競馬ファンから篤い信仰を受ける神社として
知られています
これは、武人や軍人に愛された神社だった事や
駈馬神事(かけうましんじ)が行われている事から
競馬関係者や競馬ファンなどが必勝祈願の為に
訪れています
※駈馬神事については、藤森祭 2012 駈馬神事(藤森神社)の記事をご覧下さい。
という事で今回は『伏見五福めぐり』をご紹介させて
いただきました。
期間は明日(15日)までですよっ!
今回ご紹介した社寺はコチラ↓
より大きな地図で 伏見五福めぐり を表示
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