2013-03-27 | |
テーマ:京都検定 |
京都検定過去問 その155
こんにちは京子です
今回も京都検定の過去問をお届けします。
写真と解説付きですので
是非、問題にチャレンジしてみて下さいね
早速1問目です。
【問題】
祇園祭の山鉾巡行では、現在、京都市役所前の( )で2回目の辻回しが行なわれた後、御池通を西に進むルートとなっている。
ア.河原町御池
イ.寺町御池
ウ.堺町御池
エ.新町御池
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ア.河原町御池
山鉾巡行の際は、3箇所(四条河原町・河原町御池・御池新町)で
辻回しが行なわれます。
ちなみに辻回しとは
重さ10トン前後の鉾を90度に方向転換する事です
こちらは
最後の辻回しが見れる御池新町の様子です。
車輪の下に竹を並べ、水を撒いた後
数十人で鉾を横向きに引っ張り
車輪を滑らせるようにして方向転換します。
辻回しの様子は
祇園祭 2012 山鉾巡行(四条堺町・四条麩屋町・新町御池)にて
詳しくレポートしていますので、是非ご覧下さい。
では2問目です!
【問題】
旧二条離宮といわれる二条城を所有しているのは( )である。
ア.環境省
イ.宮内庁
ウ.京都府
エ.京都市
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
エ.京都市
現在は京都市の持ち物となっています。
二条城はご存知の通り
徳川幕府によって築城されたお城であり
代々、徳川幕府が所有していました
維新後は明治政府に所有権が渡り
廃城令により領地の2/3が払下げとなりました
その後、1884年に宮内庁の所管となり
二条離宮と呼ばれていたんですね。
ちなみに
京都市に所有権が移ったのは1939年の事で
これと同時に国の史跡に指定されたそうですよ
引き続いて3問目です!
【問題】
琵琶湖の水を、発電や物資運搬、灌漑用水など多目的に活用するために開削された琵琶湖疏水は、( )が工事をを設計監理し、明治18年(1885)に着工した。
ア.槇村正直(まきむらまさなお)
イ.田辺朔郎(たなべさくろう)
ウ.佐倉常七(さくらつねしち)
エ.北垣国道(きたがきくにみち)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.田辺朔郎
当時の京都府知事であった北垣国道によって琵琶湖疏水が計画され
設計監理を田辺朔郎が担当しました
ちなみに
田辺朔郎は工部大学校(後の東京大学工学部)を卒業した直後で
23歳という若さで大抜擢されたんですよ
4年8ヶ月に及ぶ大規模な工事は成功し
その電力を使い
日本初となる路面電車の運行も実現しました。
南禅寺にある水路閣(すいろかく・レンガ造りの疎水橋)は
その際に作られたもので
現在も利用されています。
※水路閣については南禅寺 その1の記事をご覧下さい。
では最後の問題です。
こちらは1級からの出題になりますので選択問題ではありません!
ズバリでお答え下さい
【問題】
知恩院には、阿弥陀仏が臨終の往生者(おうじょうしゃ)のもとへ急ぎ下向してくる様子を描いた「阿弥陀二十五菩薩来迎図」(国宝)があり、( )の通称で知られている。
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
早来迎(はやらいごう)
来迎図とは、簡単に言うと
あの世から仏様がお迎えにやってきた時の様子を
描いたものです。
知恩院の『阿弥陀二十五菩薩来迎図』は
阿弥陀如来と二十五菩薩が雲に乗って
山を滑り降りるように
往生者(死んでしまう人であり、極楽浄土にこれから行く人の事)の元へと
向かっている様子が描かれています
※急いで向かってきているような印象を受ける事から早来迎と呼ばれているそうです。
という事で
本日も4問出題させていただきました
皆さんは何問正解されましたか?
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