2013-01-15 | |
テーマ:祭り・イベント |
関連:初午祭(花山稲荷神社) / 花山稲荷神社 / |
小正月祭(花山稲荷神社)
こんちには京子です。
今回ご紹介するのは
1月15日に花山稲荷神社(かざんいなりじんじゃ)で行われました
小正月祭(こしょうがつさい)です
別名、左議長(さぎちょう)や
とんど焼き、どんど祭とも言われ
お正月にお迎えした歳神様(としがみさま)を
お正月飾り等が入った火床で炊き上げる事により元の神座(かみざ・場所)へお帰り頂くという祭です
獅子舞も披露されるんですよ。
※年末から3月にかけて全国的に行われています。
歳神様とは1年に1回、お正月の日にその年の恵方からやって来る神様で
1年間の健康と幸福を授けると言われています。
お正月に飾られる
門松は歳神様に家を見つけてもらう目印であり
注連縄は清められた場所であるという事を示します。
ちなみに、鏡餅は歳神様の依代という意味があるんですよ
以前まで、獅子舞の奉納は別の日に行われていて
松の内(松飾のある期間)の最終日(1月7日)だったそうです。
※旧暦の1月7日は新月の日であり15日は満月の日だった事から分かれていたみたいですよ
しかし、大勢の人にもっと文化や伝統芸能を見て欲しいという事で
現在の日に統合されるようになったんですね。
花山稲荷神社についても簡単にご紹介しますと
平安時代、醍醐天皇により国家と国土の繁栄を願って建てられた事が始まりと言われています。
三条小鍛冶宗近(さんじょうこかじむねちか・長刀鉾の頭上にある長刀を作った人)が
一条天皇の命を受けて刀を鍛えた場所である『稲荷塚』や
『赤穂浪士討ち入り事件』で有名な大石内蔵助良雄(おおいしくらのすけよしお)の寄進した鳥居などが残っているんですよ
※赤穂浪士討ち入り事件について詳しくは、山科義士まつり 2010(大石神社)の記事を、大石内蔵助良雄について詳しくは、義士会法要 2011(法住寺)の記事をご覧ください。
それでは早速レポートしていきましょう。
15時半頃、境内に到着すると
本殿では伊勢大神楽(いせだいかぐら)の獅子舞が奉納されていました
伊勢大神楽とは伊勢神宮に参拝出来ない人に代わり、神楽を奉納する人々の事で
江戸時代には各地を巡り伊勢神宮のお札を配っていたそうですよ。
その後、玉串の奉奠などが行われ
本殿よりご神火を頂きます。
しばらくすると
境内の中央付近に設置された火床(縦横・60センチ程)前で
神職の方により大祓詞(おおはらえことば)が奏上され
獅子舞が奉納されます
※大祓詞は奈良時代から続く祝詞(のりと)の1つで、別名『中臣の祓(なかとみのはらえ)』と言います。
最初は御幣と鈴を持った1匹の獅子が舞っていましたけれど
途中から2匹になり
刀や扇子、鈴をひらひらと8の字を描くように動かしながら舞を披露します
邪悪な物を祓って、福を呼ぶと言われる
獅子舞の様子は、動画でご覧ください。
刀を口に咥えたり
のけぞってみたり
他所で見る獅子舞とは一風変わった動きですよね。
小さな子供も獅子舞に見入っていましたよ
こうして10分程で獅子舞が終わると
本殿より頂いたご神火で火床を燃やし
1時間程で小正月祭は無事に終了しました。
お正月飾りを燃やした灰で餅を焼き
ぜんざいにして食べると風邪を引かないと言われ
昔は長いお箸を子供達が使って
火床でお餅ちを焼いて、食べたそうです
境内では温かいおぜんざいが振舞われていました。
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