2012-03-16 | |
テーマ:お寺 |
関連:東寺(教王護国寺) / 終い弘法(東寺) / お砂踏み(東寺) / 夜叉神堂 / 初弘法(東寺) / |
東寺(教王護国寺) その2
こんにちは京子です。
本日、ご紹介する寺院は・・・
東寺です。
現在『京の冬の旅(非公開文化財特別公開)』にて
五重塔の内部が公開されているんですね
過去には4度の消失に遭っている五重塔は
現在で5代目っ。
1644年に、江戸幕府3代将軍『徳川家光』によって寄進された
国内最高の木造塔です。
※高さは約55メートルあります。
約360年以上もの間、変わらぬ姿を維持しています
そして、塔の屋根の部分を見てみると
お分かりかと思いますけれど
下層と上層の屋根の大きさが変わらないんですね。
※普通は下層部分が大きく、上層に行くほど小さくなるものが多いです。
これによって、どっしりした印象を受けますよね。
さて、内部の写真はもちろん撮影禁止なので
載せる事は出来ませんけれど
今回、特別公開されている一階部分(初層・しょそう)
をご説明します
内部は撮影禁止なので看板に使用されていたものを掲載します。
中心には『心柱』と呼ばれる柱が伸び
それを取り囲むように仏像が安置されています。
これらの仏像を『金剛界四仏(こんごうかいしぶつ)』と言います。
大日如来の四方に位置する仏像であり、これは密教の考えに基づくものです。
※密教は東寺を再興した弘法大師『空海(くうかい)』によって唐からもたらされた教えです。
心柱を大日如来に見立て
金剛界四仏が配置されているんですね。
そして、壁や柱、天井に至るまで極彩色の模様が
描かれていましたよ~。
360年も経っているので色褪せてはいますけれど
完成当時はもっと綺麗だったんだろうなぁと思いました
この他にも壁面には『真言八祖像』が描かれています
真言八祖とは密教がインドで誕生し、中国を経て
日本に届けられるまでに関わった
八祖(8人の僧)の事なんですよ。
ちなみに、五重塔は耐震性にも優れています。
塔の真ん中に建つ心柱は、塔全体を支えているのではなく
一番上の層だけを支えているそうです。
つまり、一番上と一番下だけをがっちり守っているというワケです。
こうする事によって
各層ごとの揺れがダイレクトに伝わる事なく
振動をやわらげる働きがあるそうです
こうしたアイデアや工夫から360年もの間
巨大な塔が倒れずに守られてきたんでしょうね
当時の建築技術の高さを感じる事が出来ますっ。
この他の関する詳しいお話は
※東寺(教王護国寺)の記事をご覧下さいね。
そんな東寺の場所はコチラ↓
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1 ■北行法師
五重塔の内部、私の拝観に行きました。
見ごたえありますよね。
贅沢を言えば、ぜひ一度、頂上まで登ってみたいのですが、さすがに無理かもしれませんね。
二層目から頂上まではどんなふうになっているのかぜひ見たいです。
北行法師さん 2012-03-16 21:45:39
2 ■Re:北行法師
>北行法師さん
私も二層目から頂上までの仕組みがとても気になりますけれど、
現実的に無理かも知れませんよね~(・・;)
京子 2012-03-17 17:05:07
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