2011-11-11 | |
テーマ:お寺 |
十念寺
こんにちは京子です
さて、本日ご紹介するお寺は
十念寺(じゅうねんじ)です。
さて、この十念寺の前には
『寺町通り(てらまちどおり)』が走っています。
この寺町通りは、その昔
天下人、豊臣秀吉によって
お寺をこの通りにズラーっと集められる事となりました。
※寺町通には、廬山寺、阿弥陀寺、本能寺、などがありこのサイトでもご紹介させて頂きました。
寺町通りについては御多福珈琲の記事で
詳しくご説明させて頂いていますのでよければご覧下さい
十念寺の歴史を見てみますと
創建されたのは1431年。室町時代ですね
後亀山天皇(ごかめやまてんのう)の子供である真阿(しんな)
彼がお坊さんになった時に
時の将軍である足利義教(あしかがよしのり)の帰依を受け
お堂を建てたのが始まりです。
屋根には菊の御紋も見えますよ。
これらの事から境内には
足利義教のお墓や、本堂には真阿像が安置されていますっ。
ちなみに、足利義教と言えば
「くじ引き将軍」として有名ですよね
そうなんです。
くじ引きで決められた将軍なんですね~。
ちなみに、義教の代名詞と言えば「万人恐怖」
くじ引きによって決められた義教は
本人から言わせると「神によって選ばれた将軍なのだ」と言っていて
神による審議を取り入れた将軍でもあります。
⇒義教に関しては詳しくは本法寺の記事をご覧下さい。
さて、参道の向こう側に見えるのは・・・
とっても変わった本堂
なんてモダンなデザインなんでしょう~。
通る人の目を釘付けにしちゃうこの本堂。
赤いドアに、○が三つ交わった窓。
よく見ると、建物も四角ではなく、一部は円柱になっています。
なんとも特徴的な建物ですね
このお堂が建てられたのは1993年。
しかもデザインしたのは、高口恭行(たかぐちきょうぎょう)というお坊さん
すごいですね、お坊さんで設計士なんて~っ。
※ちなみに、現在も大阪・一心寺の住職をしてらっしゃいます。
この方は、京都大学建築学科卒業の工学博士で
有名な建築家の方のようです
さて、本堂の中には
あの弘法大師 空海(こうぼうたいしくうかい)の彫ったと言われている
阿弥陀如来坐像も安置されたり
室町時代の説話絵である仏鬼軍絵巻(ぶっきぐんえまき)と呼ばれる
重要文化財に指定されている寺宝もあるそうです。
⇒空海に関しては東寺(教王護国寺)の記事をご覧下さい。
さて・・・最後に
ひとりのお医者さんをご紹介させて頂きます
それが、曲直瀬道三(まなせどうさん)です。
彼のお墓が、十念寺にあります。
戦国時代のお医者さんである道三は京都出身。
医学中興の祖とも呼ばれているほどの人物なのですよ~っ。
小さい頃に両親をなくした道三は医師を目指し
学問に務め
なんと、あの織田信長や、室町幕府13代将軍「義輝」などなど
戦国大名や将軍なども診察したほどの名医なんですね
またキリシタンの洗礼を受けていた事でも知られています。
この他にも、境内のお墓には
他にも秀吉に仕えた医師である
施薬院全宗(やくいんぜんそう)のお墓なんかもあるんですよっ
そんな時の将軍や、名医のお墓の並ぶ十念寺の場所はコチラ↓
大きな地図で見る
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1 ■モダン
円をベースにした建物は珍しいですねー
お寺ではないみたいw
義教将軍もびっくりしてるのではw
ほたてこはくさん 2011-11-12 15:28:21
2 ■Re:モダン
>ほたてこはくさん
中がどうなっているのかは
わからなかったのですけれど、
建物だけを見るとお寺とは判別できないですよね~
義教もビックリしつつお気に入りになっているかも知れません(´0ノ`*)
京子 2011-11-14 15:58:38
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