2011-06-01 | |
テーマ:祭り・イベント |
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貴船祭 2011(貴船神社)
こんにちは京子です!
さて、本日ご紹介するのは
貴船神社で行われた・・・
貴船祭(きぶねまつり)です♪
貴船神社もある、京都の「貴船」というエリアは
京都北部に位置していまして
「川床(かわどこ)」でも有名なんですよ
川の上や、川のよく見える位置に座席を作り
そこでせせらぎを聞きながら涼しく食事を楽しむ事が出来るんですね。
鴨川では「納涼床」の名前でも通っている
この夏の風物詩は
古くは江戸時代から続いているそうですよ♪
さて、京子がお昼に貴船神社に到着したところ・・・
あいにくの雨模様だったので、一部予定を変更し行われるとの事です。
では、まずこのお祭りの趣旨をご説明させていただきますと
平安時代には、朝廷より使いを出させて行っていたお祭りで
この貴船神社は水を司る神(竜神様)を崇拝しています。
日照りが続いて困っている場合は「黒馬」を奉げ
長雨を降り止ませて欲しい場合は「白馬」が奉げられていたんですね♪
また、馬を奉納するのに変わって板立馬を奉納したこともあり、この板立馬が「絵馬」の始まりとされているんですね~。
(現在は馬を奉げる事は無くなったようです)
水の神様という事から
現在も、水を扱う料理店や酒造業者の方を中心に
命の源とも言える「水」に感謝し、毎年祈願が行われています。
さて、お昼過ぎから貴船神社の本宮(ほんぐう)で行われたのが
「出雲神楽(いずもかぐら)」です♪
※今年は雨天の為、屋根のある本宮で行われましたけれど、通常は数十メートル離れた奥宮(おくみや)で行われています。
貴船祭の一番の見所とも言える出雲神楽は
神話に基づく形で行われ
ヤマタノオロチ(八岐大蛇)退治を神楽にして奉納される神事です!!
ストーリーを簡単にご説明しますと・・
ヤマタノオロチは8つの峯、8つの谷にまたがる巨大な大蛇。
この化け物に、これまでに8人の娘たちを次々に食べられた両親は
最後に残った娘である「クシナダヒメ(奇稲田姫)」も同じような運命になってしまうのかと恐怖に怯えていたのです。。。
そんな中、スサノオノミコト(素戔嗚尊)が
「困ってるようだな。では、俺がヤマタノオロチを倒したあかつきにはクシナダヒメを俺の嫁にくれるか?」
という条件を両親に出してきたんですね。
でも、あんな化け物どうやって・・・?
と両親が聞くと、素戔嗚尊はあるアイデアを提案したのです。
「ヤマタノオロチに酒を飲ませて酔ったところを退治しよう!」
おぉ、なるほど~
と早速、奇稲田姫の両親はお酒を用意します。
酒樽にお酒を入れている様子です。中央と向かって右端にいる白髪の2人が、クシナダヒメの両親です。
その様子を見ているのがスサノオノミコト。
左端にいるのがクシナダヒメですよ♪
そしてここで
・・・あ、やって来ました~!
ヤマタノオロチ登場!
しかも2匹も!
娘はドコじゃ~とウロウロしているヤマタノオロチっ!
娘はどこじゃーー。
ん!?
グビグビグビ~!!
娘を探しているつもりが
お酒を発見して呑み始めちゃいました。
2匹でお酒を取り合う、ヤマタノオロチ。
そして、ヘロヘロに酔っ払ったところを・・
スサノオノミコトが攻撃をしかけます
バトルを繰り広げ・・
数分の戦いの後
ヤマタノオロチの首を見事に取る事に成功しハッピーエンド
ちなみに、ヤマタノオロチの中から
なんと剣が一本出てきちゃうんです。
それが・・・草薙の剣(くさなぎのつるぎ)っ。
そうなんです♪
ヤマタノオロチの生まれ変わりが、実は安徳天皇と言われていて
彼は壇ノ浦の戦いで入水して死んでしまうのですが
道連れとして
三種の神器のひとつ「草薙の剣」まで水没してしまうんですね。
この事から、ヤマタノオロチが奪われた「草薙の剣」を取り返したなんて言われるそうですよ~!
さて、次は神輿です♪
雨でなければ
神輿はそのまま本宮を出て、勇ましい男たちが
「チョイサー!」「チョイサー!」「チョイサー!」
の掛け声のもと
500メートル程南下した後
Uターンして今度は「本宮」よりも、上にある「結社(ゆいのやしろ)」
そして更に上の「奥宮」まで駆け上るのですけれど
今回は残念ながら雨の影響で
貴船神社を出て、少し南下する程度でした。
でも、やっぱり
男達が神輿を担ぐ姿は何度見ても素敵ですね♪
という、事で雨の影響により若干の予定変更があり
千度詣(せんどもうで)などの神事も中止になったのが残念でしたけれど
来年は是非、晴れた空の下で参加出来たらなと思います。
そんな貴船神社の場所はコチラ↓
最寄の交通案内
京都バス 33系統 貴船(きぶね)
1 ■こんにちわ!
いつもいつも楽しみにみております
貴船神社は宮城県内のあちらこちらにもあります
分霊されてきた御社として各地で大切にされています
仙台市内ですと、太白区の太白山の山頂、泉区八乙女にもあります
一度は訪れたいと思っていました
見せていただき、ありがとうございます
桜ampanさん 2011-06-01 22:34:48
2 ■鳥居の赤と
緑のコントラストがきれいですね。特に、今日は雨だったのでどちらも鮮やかだったんじゃないでしょうか?貴船神社には紅葉のライトアップの時に行ったことがありますよ。
回遊魚さん 2011-06-01 23:08:02
3 ■正義のヒーロー
スサノオノミコトは、さしずめ白馬に乗った王子様に近い感じでしょうか。
クシナダヒメはスサノオノミコトと幸せに暮らしたんでしょうかね。
ここまでの流れからすると亭主関白みたいな(^O^)
ほたてこはくさん 2011-06-01 23:39:38
4 ■貴船
貴船神社に行くには、必ず叡電の貴船口駅から歩いて行きます。
貴船川のせせらぎの音を聴きながらゆっくり歩くのが、最高です。
途中、様々な由緒がある所を通るのも、楽しいです。
貴船神社は一番奥まで行くと、そこそこの距離がありますね。
鞍馬駅→鞍馬山→貴船神社に降りた時、ある川床から声がかかり「うちはツアー客は扱わない&一見さんもOK」と誘われましたが、鞍馬山の登り下りで疲れた中、ビールを飲んだら動けなくなると思ったので店名が書かれた名刺をもらい、後日そこそこのお金を持って、貴船に直行し、誘われた川床を訪れました。
昔、貴船の川床は一見客はNGで、会員の紹介がないと行けませんでした。
また、川床で飲食した後、車で祇園の系列店に送ってもらい、そこでまた飲食するのが通例でした。
しかし、そのような固定客が減ったため、一見客(観光客)OKの店や、ツアー客を扱う店も出てきましたが、飲食費はそこそこの額が必要ですね。
川床では、靴下を脱いで川の水に足を浸けることが出来ますが、真夏でも冷たいですよ。
私は食事と共にビール大瓶5本飲みましたが、まったくの素面だったので店の女将さんにビックリされて、貴船口駅まで車で送ると言われましたが、丁重にお断りして、いつもどおり貴船口駅まで歩いて戻りました。
もちろん、今でも一見客NGの店はあり、そのような店は観光客を「勧誘」しません。
ちなみに、「貴船」は「貴布禰」とも書き、全国に親戚の神社が多数ありますが、阪神電車出屋敷駅(兵庫県尼崎市)から近い「貴布禰神社」も「貴船神社」の親戚のようです。
また、神社の名前は「きぶね」ですが、地名は「きふね」で、叡電の駅名も「きふねぐち」です。
タコカイト&とらっちさん 2011-06-01 23:02:15
5 ■Re:こんにちわ!
>桜ampanさん
宮城県内にはとても沢山分社しているのですね((((((ノ゚⊿゚)ノワーオ
過去記事には、外で披露された時の写真もあげているので良かったら覗いてみて下さいな(o^-')b
京子 2011-06-02 14:13:14
6 ■Re:鳥居の赤と
>回遊魚さん
そうなんです。雨だったのでより一層色が映えてとても綺麗な緑でした(*´σー`)
紅葉のライトアップの時もあのもみじが全て
変わると思うとワクワクしちゃいますね(●´ω`●)ゞ
京子 2011-06-02 14:21:01
7 ■Re:正義のヒーロー
>ほたてこはくさん
大蛇、それも八つ首の大蛇から救ってくれた
スサノオはヒーローですよね♪
多少強引でしたけれど、そんなヒーローに惚れてしまうのもわかる気がします。余生は末永く幸せに暮らしたみたいですよ♪
京子 2011-06-02 14:23:29
8 ■Re:貴船
>タコカイト&とらっちさん
道中はとても気持ちのいい道ですよね。
そんな、道中にある川床でそのような事があったのですねヽ(*'0'*)ツ
一見さん駄目だと言われると、とても興味が惹かれちゃいます(笑
それにしても、貴船から祇園の流れがあったなんて知りませんでした( ̄□ ̄;)
京都のことをまた少し知ることが出来ました♪
京子 2011-06-02 14:40:02
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