こんにちは京子です!
さて、本日ご紹介するのは
貴船神社で行われた・・・
貴船祭(きぶねまつり)です♪
貴船神社もある、京都の「貴船」というエリアは
京都北部に位置していまして
「川床(かわどこ)」でも有名なんですよ
川の上や、川のよく見える位置に座席を作り
そこでせせらぎを聞きながら涼しく食事を楽しむ事が出来るんですね。
鴨川では「納涼床」の名前でも通っている
この夏の風物詩は
古くは江戸時代から続いているそうですよ♪
さて、京子がお昼に貴船神社に到着したところ・・・
あいにくの雨模様だったので、一部予定を変更し行われるとの事です。
では、まずこのお祭りの趣旨をご説明させていただきますと
平安時代には、朝廷より使いを出させて行っていたお祭りで
この貴船神社は水を司る神(竜神様)を崇拝しています。
日照りが続いて困っている場合は「黒馬」を奉げ
長雨を降り止ませて欲しい場合は「白馬」が奉げられていたんですね♪
また、馬を奉納するのに変わって板立馬を奉納したこともあり、この板立馬が「絵馬」の始まりとされているんですね~。
(現在は馬を奉げる事は無くなったようです)
水の神様という事から
現在も、水を扱う料理店や酒造業者の方を中心に
命の源とも言える「水」に感謝し、毎年祈願が行われています。
さて、お昼過ぎから貴船神社の本宮(ほんぐう)で行われたのが
「出雲神楽(いずもかぐら)」です♪
※今年は雨天の為、屋根のある本宮で行われましたけれど、通常は数十メートル離れた奥宮(おくみや)で行われています。
貴船祭の一番の見所とも言える出雲神楽は
神話に基づく形で行われ
ヤマタノオロチ(八岐大蛇)退治を神楽にして奉納される神事です!!
ストーリーを簡単にご説明しますと・・
ヤマタノオロチは8つの峯、8つの谷にまたがる巨大な大蛇。
この化け物に、これまでに8人の娘たちを次々に食べられた両親は
最後に残った娘である「クシナダヒメ(奇稲田姫)」も同じような運命になってしまうのかと恐怖に怯えていたのです。。。
そんな中、スサノオノミコト(素戔嗚尊)が
「困ってるようだな。では、俺がヤマタノオロチを倒したあかつきにはクシナダヒメを俺の嫁にくれるか?」
という条件を両親に出してきたんですね。
でも、あんな化け物どうやって・・・?
と両親が聞くと、素戔嗚尊はあるアイデアを提案したのです。
「ヤマタノオロチに酒を飲ませて酔ったところを退治しよう!」
おぉ、なるほど~
と早速、奇稲田姫の両親はお酒を用意します。
酒樽にお酒を入れている様子です。中央と向かって右端にいる白髪の2人が、クシナダヒメの両親です。
その様子を見ているのがスサノオノミコト。
左端にいるのがクシナダヒメですよ♪
そしてここで
・・・あ、やって来ました~!
ヤマタノオロチ登場!
しかも2匹も!
娘はドコじゃ~とウロウロしているヤマタノオロチっ!
娘はどこじゃーー。
ん!?
グビグビグビ~!!
娘を探しているつもりが
お酒を発見して呑み始めちゃいました。
2匹でお酒を取り合う、ヤマタノオロチ。
そして、ヘロヘロに酔っ払ったところを・・
スサノオノミコトが攻撃をしかけます
バトルを繰り広げ・・
数分の戦いの後
ヤマタノオロチの首を見事に取る事に成功しハッピーエンド
ちなみに、ヤマタノオロチの中から
なんと剣が一本出てきちゃうんです。
それが・・・草薙の剣(くさなぎのつるぎ)っ。
そうなんです♪
ヤマタノオロチの生まれ変わりが、実は安徳天皇と言われていて
彼は壇ノ浦の戦いで入水して死んでしまうのですが
道連れとして
三種の神器のひとつ「草薙の剣」まで水没してしまうんですね。
この事から、ヤマタノオロチが奪われた「草薙の剣」を取り返したなんて言われるそうですよ~!
さて、次は神輿です♪
雨でなければ
神輿はそのまま本宮を出て、勇ましい男たちが
「チョイサー!」「チョイサー!」「チョイサー!」
の掛け声のもと
500メートル程南下した後
Uターンして今度は「本宮」よりも、上にある「結社(ゆいのやしろ)」
そして更に上の「奥宮」まで駆け上るのですけれど
今回は残念ながら雨の影響で
貴船神社を出て、少し南下する程度でした。
でも、やっぱり
男達が神輿を担ぐ姿は何度見ても素敵ですね♪
という、事で雨の影響により若干の予定変更があり
千度詣(せんどもうで)などの神事も中止になったのが残念でしたけれど
来年は是非、晴れた空の下で参加出来たらなと思います。
そんな貴船神社の場所はコチラ↓