メモ2010-09-16
テーマ:お寺
関連:大覚寺 / 観月の夕べ(大覚寺) / 宵弘法(大覚寺) / 

大覚寺 その2

こんにちは、京子です。


さて、本日は前回ご紹介しましたアレの第2弾

大覚寺

大覚寺(だいかくじ)です。


さらっとおさらいすると

皇位が2分された南北朝時代に、

南朝の「嵯峨御所」として使われたお寺であるこの大覚寺

元々は嵯峨天皇の離宮だった場所なんですね。


前回の大覚寺その1でご紹介できなかった建物を中心に

書かせて頂きたいと思います~


まず、この大覚寺でもひときわその存在を放っているのが

大覚寺の大沢池石碑

大沢池(おおさわいけ)


お寺の中に池があるのは珍しい事ではないですけど

大覚寺の大沢池

とにかくこの池はおっきぃ!!!

※一周すると1キロあるそうです。


やっぱり、元離宮である事がポイントで

もともと嵯峨天皇が

「うーん、このあたりに俺の離宮作ろうかなぁ・・・なかなかいい場所だね、気に入った」

という事で離宮の造園が始まりました。


その際に嵯峨天皇のひとつのリクエストとして

「洞庭湖(どうていこ)みたいなでっかい池が欲しいんだぁ~

と、いう事だったそうです。


当時の唐にあった湖を(ちなみに現在もあります)ここに模して作られたのが、この大沢池だったんですね


ちなみに、この大沢池は時代劇の撮影にも使われてるようで

池の北側には高い建物も無く、

西側には大覚寺の建物、

東側には農地が広がっています。

そういった事もあり、時代劇を撮影するにはぴったりなようです


鬼平犯科帳、暴れん坊将軍、続・三匹が斬る!などなど有名作品にもこの大沢池で撮影されたものが使われているみたいですね~っ。

大覚寺の望雲亭

大沢池のほとりにある望雲亭


そして、もうひとつのこの池のポイントとして

人口で作られた池では日本最古だそうですよ~。

大覚寺の名古曽滝趾

そして、池の奥には名古曽滝趾(なこそのたきあと)があり

昔はここに滝が流れていたようですね。


小倉百人一首でも知られる藤原公任(ふじわらのきんとう)もここにあった滝の音を聞きながら和歌を読んだそうです。


では、

建物もご紹介していきたいと思います~っ

大覚寺の心経宝塔

心経宝塔(しんぎょうほうとう)

内部には秘鍵大師(弘法大師)の尊像を安置しています。


大覚寺の霊明殿

こちらも朱色が見事な霊明殿


そして、こちらの白い建物は・・・

大覚寺の勅封心径殿

勅封心径殿(ちょくふうしんきょうでん)

嵯峨天皇らの写経が収められているようです。


そうですよね、

嵯峨天皇といえば達筆!「三筆の一人」としても有名ですもんね。

写経の字もすごく綺麗なんでしょう~


大覚寺の聖天堂

こちらは聖天堂(しょうてんどう)になります。


そして、そのお隣にあります

大覚寺の大日堂

大日堂(だいにちどう)


これらの小堂なども見て回る事が出来ま~す。


さて

ちなみにこの離宮を造った嵯峨天皇が流行らせた事というのをご存知ですか?


それが女性の名前に「子」と付ける事だったんです。


わたし、京子も含め

女の子の名前の代名詞ともいえる「子」という字。


しかし、以前は

聖徳太子

小野妹子

などなど、男性に使う字だったんですね。


それが平安時代初期に

嵯峨天皇が内親王(女子の皇族)に「○子」型の名を付けた事が契機となって流行に拍車をかけたんだそうです


そっか


・・・つまり京子の「子」の字も


嵯峨天皇がいたからこそついた名前だったようです

ありがとう、嵯峨天皇~。


そんな大覚寺の場所はコチラ↓


大きな地図で見る


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