メモ2012-10-06
テーマ:その他
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日吉大社 東本宮神輿 神楽奉納(平安神宮)

こんにちは京子です

今回ご紹介するのは

10月6日に平安神宮で行われた・・

日吉大社 東本宮神輿 神楽奉納

日吉大社 東本宮神輿 神楽奉納(ひよしたいしゃ ひがしほんぐうみこし かぐらほうのう)です。

滋賀県にある日吉大社の神輿が

延暦寺へ一度入り

そこから京都市内を車に乗せて巡行します

東本宮神輿

最後に平安神宮前へ移動し

応天門(入り口、正面の門)前にて

巫女による神楽を奉納するイベントです


平安時代、朝廷や貴族に不満を持った延暦寺のお坊さんが

日吉大社の神輿を担ぎ上洛し

御所にて強訴(ごうそ・神の名を語り強引にお願いする事)した

故事に基づき行われます。

※日吉大社は延暦寺の出来る以前から比叡山の地主神(山の神様)を祀る神社です


日吉大社 東本宮神輿 神楽奉納

日吉大社にある東本宮神輿が京へとやって来たのです。


当時は、あの白河法皇でさえ

意のままにならない3つ事(天下三不如意・てんかさんふにょい)

の1つに

『延暦寺の僧兵(武力を持った僧)』を挙げている事からも分かる通り

宗教勢力には手こずっていた事が伺えます。

※天下三不如意に関しては新熊野神社の記事をご覧下さい。


しかも、神霊が乗る神輿ですから

ぞんざいに扱う事も出来なかったのです

こうした理由から

日吉大社の神輿を担いで強訴したんですね~


東本宮神輿の装飾

神輿の装飾を少し紹介します。今年の干支にちなんだ飛龍があしらわれています。


東本宮神輿に付いていた三つ葉葵

三つ葉葵を発見!今回使われた東本宮神輿は、江戸時代に寄進されたものをモデルに昭和に入り復刻されたそうです。なので徳川幕府の紋が入っているんでしょうね。


東本宮神輿の装飾

側面の飾りです。こちらにも龍を発見しました。


では早速レポートしたいと思います。

日吉大社から一旦、延暦寺へと移された神輿は

10時に出発。

車に乗せて京都市内へと入洛します

※本来はその後、京都御苑の回りを1周するというイベントも予定していたようですが中止になったそうです。


こうして2時間ほどかけて

京都市内を走った後、平安神宮へとやって来ます


その昔、日吉大社の神輿は

桓武天皇より寄進されたそうで

彼を祀る平安神宮で最後に

寄進していただいた感謝の気持ちや

強訴をした事をお詫びする意味を込めて

神楽奉納が行われます

平安神宮については『平安神宮』の記事をご覧下さい。


神輿は平安神宮内には入らずに

応天門(入り口、正面の門)前に安置されます。


巫女と日吉大社神職の参拝

到着すると、巫女さんと関係者の中から神職の方が代表して、本殿に参拝していました。


この場所で

巫女さんによる神楽が奉納されます。

巫女と応天門

ちなみに、演目は

短刀を使った『剣の舞(つるぎのまい)』でしたよ。


巫女と東本宮神輿

巫女さんと神輿をセットに記念写真も撮影出来ます。


こうして無事に奉納が終わり

神輿は日吉大社へと帰るそうですよ。


PRする日吉大社の関係者

今回は日吉大社の東本宮(国宝)で一般公開されている

修復工事見学会をPRする目的もあり

日吉大社の神輿を見た事をきっかけに

是非、日吉神社に足を延ばして下さいとの事でした

※4月に行われる山王祭までに、東本宮の修復工事は終了する予定だそうです。


そんな日吉大社 東本宮神輿 神楽奉納が行われた

平安神宮の場所はコチラ↓


大きな地図で見る

メモ2012-10-06
テーマ:祭り・イベント
関連:御香宮神社 / 七種神事(御香宮神社) / 御香宮神社 その2 / 御香水 / 例祭(御香宮神社) / 

神幸祭 花傘総参宮(御香宮神社)

こんにちは京子です。

今回ご紹介するのは

10月6日に御香宮(ごこうのみや・ごこうぐう)神社で行われた。

神幸祭・花傘総参宮

神幸祭・花傘総参宮です


御香宮神社は伏見と呼ばれるエリアにあり

近くには薩摩藩や坂本龍馬が泊まった宿である

手田屋などがあるんですよ

※坂本龍馬について詳しくは、坂本龍馬ゆかりの地巡りの記事をご覧ください。


神社から湧き出ている水は

名水百選にも数えられ

香りが良く万病にも効いた事により

清和天皇から『御香宮』の名を賜ったと言われています

鳥羽伏見の戦いでは薩摩藩(官軍)の屯所にもなった所なんですよ。

御香宮神社について詳しくは、御香宮神社 その1、御香宮神社 その2の記事をご覧ください。


そんな御香宮神社で行われる神幸祭は

数日間かけて行われる祭で

9月29日

『ちびっ子相撲大会、オイデマツリ、花傘総参宮神賑行事、お神酒頂戴』に始まり

9月29日~10月3日

神賑行事、お神酒頂戴、武者組飾りつけ』

10月6日

『宵宮祭、花傘総参宮、オクライモライ、お神酒頂戴』

そして最後に

10月7日の『神輿巡幸』を含めて神幸祭なんです


という事で今回は

10月6日に行われた『花傘総参宮』について詳しくレポートしたいと思います


花傘総参宮では氏子町の人々が

花傘や神輿を担いで

伏見地区で最も人通りの多い

大手筋商店街(おおてすじしょうてんがい)を通り

御香宮神社の表門前

御香宮神社の表門前を目指す祭です

※記録では室町時代から行われていた事が残っているそうですよ。


参加するのは

・大手筋商店街

・スコーレ伏見桃山

・木挽町青年団

・下油掛町

・東西柳町

・桃傘会

・桃陵団地子供会

・納屋町

・成町子供会

・パークテラス桃山

・ハイツ伏見桃山

・平戸・弾正島

・伏見南浜小学校

・伏見南浜幼稚園

・向島花傘会

・豊後橋町

・枡形町子供会

・南新地

・向島中島町青年会

・桃山東女性神輿会

・若塔会

・京町一丁目

の中から総勢1000人程の方たちが

花傘を上下に揺らしたり

神輿の差し上げなどを行います

※多くの花傘が神社に参拝するので別名『花傘まつり』とも言われているそうですよ。


では早速レポートしていきましょう。

19時頃

御香宮神社に到着すると

オクライモライ

本殿前で『オクライモライ』が行われました。

これは10月7日に行われる神輿巡行の祭

猿田講社と武者行列に参列する方に

位を授ける神事なんだそうです


同じ頃

各氏子町から出てきた花傘や神輿が

御香宮神社に到着するので

急いで向かいます


表門前に到着してみると

門前は既にたくさんの人で

溢れかえっていましたよ


門前に花傘

花傘を門前に持ってくると

『アラウンヨイヨイ、アラウントマカセ』

の掛け声と共に

勢いよく傘を上下に揺らします。


大人はもちろん

子供達も少し小さめの傘を使って

激しく門前で披露していましたよ


花傘だけでなく

女神輿

女神輿や子供神輿も

門前で差し上げ

門前で差し上げや

差し回しを行います。


3段傘

3段傘

傘を3枚組み合わせた姿は

どの花傘よりも大きく

神輿と同様に差し上げを行っていました


その他にも数々の花傘や神輿が

成町子供会

入れ代り立ち代り

桃傘会

氏子町から門前へとやってきて

再び氏子町へと帰って行きました


一連の流れは動画でご覧ください。



そんな花傘総参宮が行われる御香宮神社の場所はコチラ↓


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