![]() | 2011-10-11 |
テーマ:神社 |
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松尾大社 その2
こんにちは京子です。
本日、ご紹介する神社は
松尾大社(まつのおたいしゃ)です。
下鴨神社、上賀茂神社についで古く、歴史ある神社と言われています。
神社の背後には松尾山があり、かつてはこの山の中にあった
『磐座(いわくら)』と呼ばれる巨大な岩を
神様の座る場所と見立てられ信仰されていました。
この松尾という場所は、太秦からもほど近く
もともとは渡来系の民族である秦氏が治めていた土地でした。
そして、現在の地(山の麓)に
秦氏の氏神として701年に建てられたのが松尾大社なんですね。
さて、以前も一度ご紹介しました松尾大社。
※以前の記事は松尾大社 その1をご覧下さい。
今回はお庭からご紹介したいと思います♪
『曲水の庭(きょくすいのにわ)』
松尾大社が最も栄えた平安時代を表現したものだそうです。
松尾大社は秦氏の氏神ですし、都が京に遷都されてからは
より協力な力を持っていたんですね。
それだけ秦氏が朝廷より重宝されていたという事です。
なだらかに川が流れている様子が表現されています。
庭には200個もの石が使われているんです。
緑泥片岩と言われる青緑色の岩を用いているそうです。
ちなみに、これらのお庭は
昭和初期の作庭家である重森三玲(しげもりみれい)の作品です。
この方は、東福寺のお庭なんかも造ってらっしゃるんですね。
※東福寺に関しては東福寺 その1、東福寺 その2の記事をご覧下さい。
即興の庭です。こちらは突如造らなくてはいけなくなった為に造られた枯山水庭園です。
上古の庭(じょうこのにわ)
松尾山にある磐座、そこに宿った松尾大社の祭神
大山咋神(おおやまくいのかみ)・中津島姫命(なかつしまひめのみこと)を
表現したものだそうです。
一番てっぺんで、寄り添うように配置されている2つの岩が
その祭神を意味しているそうですよ♪
さて、この松尾大社と言えば・・・お酒!
どういう事なのかと言いますと
733年に松尾大社で泉が湧き出たそうで
松尾の神が
「この霊泉を飲めば、病気も治り、寿命も延びる。そして、この水で酒を作ると福を招くよ~」
と、言い残されたことに由来するそうです。
どうして水が湧き出てお酒に?って思いますよね。
太秦・松尾を治めている秦氏。
彼らと言えば、織物や絹の製造が得意だっていうイメージがあったんですけど
なーんと、お酒造りに関しても精通していたそうなんですね!
(・∀・)ノどんだけ器用なんだ・・・秦氏・・・。
※秦氏に関して、詳しくは大酒神社の記事をご覧下さい。
そして、どんどん山側に向かって境内を
歩いていきましょう♪
次に見えてきたのは・・・
こちらは、滝御前社。
じつはこの奥にある滝は『霊亀の滝(れいきのたき)』と呼ばれる
高さ10メートルほどの滝です。
この滝の岩に天狗の顔が浮かんでいるんですよね。
みなさんお分かりですか~?
そして、神泉と書かれたこちらは・・・
可愛い亀さんのお口から出ている水。
『亀の井』です。
この水を、お酒に使うと腐らないなんて言われています。
どうして、こんなに亀という名前がついているのかと言うと
神様の座る『磐座』が亀の姿に似ていたからだそうですよ。
広い境内にはこのように湧き水が流れています。
さて、ではでは。
再び、山を下り今度は建物もご紹介しますね。
拝殿です。
江戸時代初期に建てられたものだそうです。
そして、松尾大社はお酒の神様という事で
酒蔵メーカーから奉納された酒樽の数々が
どどーんと並べられています♪
それにしてもすごい量です。
って事で酒樽にちなんで・・・
(・∀・)ノ『樽うらない』というものもありました☆
特製の弓矢で、この樽の底の的を狙って矢を放ちます!
樽の中央を見事に射抜くと大吉。
結果によってもらえる御守りもそれぞれ違うんですね。
そして、ちょうどこの日は
全国から様々な蔵元さんが参加し行われるイベント
『日本酒の会』が行われていました。
全国の様々な種類のお酒を飲む事が出来るんですね~
みなさん、日本酒を飲んでご陽気でした☆
この日は震災のチャリティとして
オークションなども開催されていました。
さてそんなこんなで日本酒の会を楽しんでいた京子。
気付くと・・・ホロ酔いぎみになっちゃいました(笑)
という事で、お酒の神様と言われる松尾大社の場所はコチラ↓
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