今回ご紹介するのは・・・
京のお菓子です!
京都発祥のもので宮中や神社仏閣ゆかりの
歴史あるお菓子をご紹介したいと思いますっ
もちろん現在でも食べられるものばかりですよ~
では早速いってみましょう!
こちら!きつねのお面のような煎餅
その名も『きつね煎餅』です!!
…ってそのままでしたね
きつね煎餅は
伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)に
行った事がある方なら
誰もがご存知の名物菓子なんです
伏見稲荷神社
小麦粉、砂糖、白味噌、胡麻(ごま)を
水で練って、きつね面の型で丁寧に
手焼きしているというものなんですよ~♪
そんなきつね煎餅を
売っている『いなりや』は
岐阜市内で大垣煎餅を作り売っていた
初代の郷 龍蔵が昭和の初め頃
創業を開始したお店で
当時、伏見稲荷大社に
名物らしいお菓子が無かった事から
お稲荷さんの神使である狐にヒントを得て
考案されたお菓子なんですね~
・くずきり
京都は祇園の繁華街にある老舗和菓子屋さん
鍵善良房(かぎぜんよしふさ)
そこで頂ける名物のくずきりは
吉野葛だけで作った本物のくずきりです!!
吉野葛というのは
古くから薬効として珍重されていて
更年期障害や骨粗しょう症
糖尿病、乳がん、子宮がん等々にも
効果があるんですね~♪
そんな吉野葛を使ったくずきりを注文すると
黒蜜とともに大きな器に入ったくずきりが届き
ふたを開ければ中には純白のくずきりが
お目見えするんです
口に入れると
冷たくてつるつるしこしこ!
とっても美味しいんですよ
・したたり
亀廣永(かめひろなが)のしたたりは
祇園祭の山鉾の1つ
菊水鉾(きくすいほこ)の献上菓子として
作られた黒砂糖の寒天です
したたりという名前は
菊水鉾同様に謡曲(ようきょく)
『菊慈童(きくじどう)』に
ちなんで名づけられたと言われています。
菊水鉾の辻回し
菊慈童は、菊の露を飲んで
700歳の長寿を保ったという
不老不死の慈童の事なんですね~
はじめのうちは祗園祭の期間中だけ
作られていたそうなんですけれど
やがて口コミで広がって人気が高まり
今では通年作られるようになったんだそうですよ
・鳩餅(はともち)
こちら鳩です!!
というのは冗談で、こちらは鳩を型どった
双鳩堂(そうきゅうどう)の鳩餅です
鳩の形がとってもキュートな
双鳩堂の鳩餅は三宅八幡宮
(みやけはちまんぐう)の
名物菓子になっているんですよ~!
ちなみに三宅八幡宮の境内には
鳩にちなんだ物がたっくさんあって
狛犬ならぬ狛鳩(こまばと)
そして絵馬には二羽の鳩が描かれていたりします
三宅八幡宮の狛犬ならぬ狛鳩
それにしてもどうしてこんなに
鳩ばっかりがいるんでしょうか
不思議ですよね~??
これは八幡宮さんを
九州の宇佐八幡宮(うさはちまんぐう)から
京都に勧請した際に
白い鳩が道案内をしたという故事に
ちなんでいるんですね~♪
三宅八幡宮では、鳩を神様の使いとして
大切にされ、それで名物のお菓子も鳩を象ったものと
なっているんでしょうね
そんな鳩餅には3色ありまして
白、ニッキ、抹茶があるんですね~♪
食べてみると・・・
もっちもちのもっちもちなんです~
という事で今回は
京のお菓子を、4つご紹介させて頂きました
場所はコチラ↓