今回ご紹介するのは
京都府舞鶴市の西舞鶴にある
![千野宮神社](2015/08/22/01/2015-08-22-1.jpg)
千野宮神社(せんのみやじんじゃ)です!
近くには円隆寺(えんりゅうじ)や
朝代神社(あさしろじんじゃ)がある
エリアになります
千野宮神社は
創建等については詳しくは
わからないんですけれど
この辺りの鎮守のお稲荷さんで
『火除けの稲荷』や『商売繁昌の稲荷』と
呼ばれ、特に『雨乞いの神』として
信仰されていたそうなんですね
![説明書き](2015/08/22/01/2015-08-22-2.jpg)
説明書き
千野宮のお稲荷さんの日には
雨が降るといわれ
なんでもこのお稲荷さんをお祀りすると
必ず雨が降ったというんですね~
![](2015/08/22/01/2015-08-22-3.jpg)
境内に安置されていたお地蔵さん
ちなみに千野宮神社は現在
引土新(ひきつちしん)自治会が
管理されているそうですよ
そんな千野宮神社のある場所は
かつて遊女のいる遊郭(ゆうかく)が
あった所でもあるみたいなんです
![拝殿前の階段](2015/08/22/01/2015-08-22-4.jpg)
拝殿前の階段
舞鶴に海軍の舞鶴鎮守府
(まいづるちんじゅふ:舞鎮)が
置かれるに伴って
1888年(明治21年)から始められ
その後、1958年(昭和33年)の
売春防止法(ばいしゅんぼうしほう)施行によって
解散したといわれているんですね
今でも神社の玉垣には
遊郭があった事を示す名前が
いくつも刻まれているのがわかります
こちらは鳥居左手の玉垣で
『ふみ家』『紅春楼』『国の家』
等の名が刻まれ
![鳥居左手の玉垣](2015/08/22/01/2015-08-22-5.jpg)
鳥居左手の玉垣
鳥居右手の玉垣には
『いろは』『君の家』『天橋楼』『一文字』
等の名が刻まれています。
![鳥居右手の玉垣](2015/08/22/01/2015-08-22-6.jpg)
鳥居右手の玉垣
『ふみ屋』は
遊女を抱え、茶屋等へ遊女を差し向ける
芸妓置屋(げいこおきや)
『一文字』は、お茶屋さんの
名前のようです
ちなみに、この玉垣は
1953年(昭和28年)9月の台風によって
裏山の愛宕山が土砂崩れを起こし
壊れてしまったものを
1955年(昭和30年)に
再建したものなんですね
昭和30年はまだ
売春防止法前という事になるので
遊郭があって、こういった名前が
刻まれているんでしょうね
![拝殿](2015/08/22/01/2015-08-22-7.jpg)
拝殿
という事で今回は
西舞鶴にある千野宮神社を
ご紹介しました
千野宮神社の場所はコチラ↓