今回ご紹介するのは
京都府舞鶴市の西舞鶴にある
千野宮神社(せんのみやじんじゃ)です!
近くには円隆寺(えんりゅうじ)や
朝代神社(あさしろじんじゃ)がある
エリアになります
千野宮神社は
創建等については詳しくは
わからないんですけれど
この辺りの鎮守のお稲荷さんで
『火除けの稲荷』や『商売繁昌の稲荷』と
呼ばれ、特に『雨乞いの神』として
信仰されていたそうなんですね
説明書き
千野宮のお稲荷さんの日には
雨が降るといわれ
なんでもこのお稲荷さんをお祀りすると
必ず雨が降ったというんですね~
境内に安置されていたお地蔵さん
ちなみに千野宮神社は現在
引土新(ひきつちしん)自治会が
管理されているそうですよ
そんな千野宮神社のある場所は
かつて遊女のいる遊郭(ゆうかく)が
あった所でもあるみたいなんです
拝殿前の階段
舞鶴に海軍の舞鶴鎮守府
(まいづるちんじゅふ:舞鎮)が
置かれるに伴って
1888年(明治21年)から始められ
その後、1958年(昭和33年)の
売春防止法(ばいしゅんぼうしほう)施行によって
解散したといわれているんですね
今でも神社の玉垣には
遊郭があった事を示す名前が
いくつも刻まれているのがわかります
こちらは鳥居左手の玉垣で
『ふみ家』『紅春楼』『国の家』
等の名が刻まれ
鳥居左手の玉垣
鳥居右手の玉垣には
『いろは』『君の家』『天橋楼』『一文字』
等の名が刻まれています。
鳥居右手の玉垣
『ふみ屋』は
遊女を抱え、茶屋等へ遊女を差し向ける
芸妓置屋(げいこおきや)
『一文字』は、お茶屋さんの
名前のようです
ちなみに、この玉垣は
1953年(昭和28年)9月の台風によって
裏山の愛宕山が土砂崩れを起こし
壊れてしまったものを
1955年(昭和30年)に
再建したものなんですね
昭和30年はまだ
売春防止法前という事になるので
遊郭があって、こういった名前が
刻まれているんでしょうね
拝殿
という事で今回は
西舞鶴にある千野宮神社を
ご紹介しました
千野宮神社の場所はコチラ↓