今回ご紹介するのは
京都市伏見区にある
長建寺(ちょうけんじ)で行われた
弁天祭(べんてんまつり)です!
毎年7月第4日曜日に行われている
柴燈大護摩供(さいとうごまく)なんですね
柴燈大護摩供というのは
山伏が境内に設けられた護摩壇で
願いの書かれた護摩木等をお焚き上げして
開運厄除祈祷するものなんですよ♪
※山伏とは験(しるし・霊力の一種)を身につける為に、山中にて厳しい修行をしている人達の事です。
護摩壇
ちなみに弁天祭は
江戸時代中期に始まったお祭で
かつて洛南三奇祭の1つに数えられ
淀川にお神輿を乗せた神輿船や
弁天囃子を奏でる囃子船
また、どんどこ船と呼ばれる
篝船(かがりぶね)をくり出す
舟渡御が盛大に行われていたそうです
けれど、淀川の河流が変わった事で
1951年(昭和26年)以降
途絶えてしまったんですね
また、船渡御の代わりに行われていた
川岸での篝火も2003年(平成15年)以降に
途絶えてしまっていたようなんですけれど
こちらは2014年(平成26年)から復活しました
約20ヶ所の篝火の中で伏見十石舟
(ふしみじっこくぶね)も
特別運行されたんですよ~
いつか船渡御が復活する日も
来るんじゃないでしょうか
それでは早速レポートしていきましょう♪
※写真は過去のものを使っています。
18時半頃、長建寺の境内に着くと
山伏の方が法螺貝(ほらがい)を吹いて
山門から出てこられる所でした
まずは法螺貝を鳴らしながら
長建寺の周辺を練り歩くんですね~
ここで長建寺についても
簡単にご紹介しておきますと
長建寺は京都で唯一
弁財天を本尊とするお寺で
『島の弁天さん』とも呼ばれています。
長建寺に安置されている
御本尊の八臂弁財天(はっぴべんざいてん)は
8本の手に様々な法具を持っていて
財宝福徳、出世開運、息災延命、諸芸上達等の
様々なご利益を授けてくれるんですね
ちなみに名前の由来は
建部氏の長寿を願うという意味で
『長建寺』と名付けられたそうですよ♪
月桂冠大倉記念館の前でパシャリ
さて、約40分程
長建寺の周りを練り歩いた後
お寺に戻ってきて
柴燈大護摩供を行います
ちなみに今回の山伏は醍醐から
来られているようです♪
まずは護摩壇の邪気を祓う
法弓(ほうきゅう)の儀を行います!
法弓(ほうきゅう)の儀
弓矢を東西南北と鬼門、護摩壇に向かって放ち
邪気を祓うというものなんですね
そして開運厄除等の
『祈願文(きがんもん)』が
読み上げられます!
祈願文を読み上げる様子
その後、護摩壇に火が点火されて
御祈祷が行われます!
途中で願い事の書かれた
護摩木を投入します
こちらは長建寺の護摩木です。
弁天さんの願かけごま木
『辨天さんの願かけごま木』と
書かれていましたよ~♪
その後1時間程、何度も御祈祷され
弁天祭は終了となります!
という事で今回は
長建寺の場所はコチラ↓