今回ご紹介するのは
京都市伏見区にある
大黒寺(だいこくじ)の名水
金運清水(きんうんしみず)です!
金運清水は
伏見の名水といわれる湧き水の中ではかなり新しく
2001年(平成13年)に掘られたものなんですよ
21世紀にもなって井戸が掘られていたなんて
思いもしませんよね~
金運清水 Kinun shimizu-water
けれど最近、掘られた井戸だからといって
侮ってはいけません
金運清水が湧き出る井戸の水脈は
お酒の醸造等に使われている
他の伏見の名水のものと
同じなんだそうです
ちなみに伏見は、かつて伏水(ふしみず)と書き
良質な伏流水(地下水)が豊富にある事から
昔からお酒の醸造が盛んな地域ですよね
※伏見には月桂冠(月桂冠株式会社)やキンシ正宗(キンシ正宗株式会社)、神聖(株式会社山本本家)といった酒蔵・酒元が19もあります。
そして、金運清水は
名前からもわかるように
金運にご利益があるといわれ
地元住民だけでなく
遠方から来られる方にも
人気があるようです
※説明書きには、金運良好、資産増加、厨房守護、子孫繁栄等にご利益があると書かれていました。
そもそもどうして
金運清水という名前が付けられたのかと言いますと
『溢れる水の中に金色の光を感じたから』
という事なんだそうですよ
また毎月1日の日には
ご本尊である『出生大黒天』にお供えするという
霊験あらたかな水となっているんですね~
ちなみに大黒寺の大黒天は
弘法大師(こうぼうだいし)
空海(くうかい)作と伝わる
普段は見る事が出来無い秘仏で
ご開帳は、なんと60年に1度
というものなんですよ
次の御開帳の時が近づいてきたら
またご紹介しますね♪
ここで大黒寺についても簡単にご紹介しますと
大黒寺 Daikokuji Temple
大黒寺は、伏見区にある真言宗のお寺で
空海が開山と伝っています。
もともとは長福寺(ちょうふくじ)と称していたそうですけれど
慶長年間(けいちょうねんかん:1596~1615年)に
薩摩藩の祈願所となり、大黒寺と名前を変えたそうです
その事から、大黒寺は通称
『薩摩寺』とも呼ばれているんですね
境内には、西郷隆盛(さいごうたかもり)が
大久保利通(おおくぼとしみち)と国作りの為に論じた部屋や
寺田屋騒動で亡くなった
寺田屋殉難九烈士之墓と刻まれています。
有馬新七(ありましんしち)以下9名の薩摩藩士の墓があり
薩摩藩ゆかりのお寺として知られています
※寺田屋騒動について詳しくは、大黒寺の記事をご覧ください。
さて、そんな大黒寺の名水、金運清水を実際に飲んでみると・・・
伏見の名水特有の柔らかな
まったりとした口当たりで
とってもおいしかったです
ちなみに金運清水は現在、伏見の名水といわれ
伏見のお酒造りに欠かせない名水を巡る
『伏見名水スタンプラリー』の
1ヶ所に数えられています
※余談ですけれど『伏見五福めぐり(1月1日~15日)』の1つにも数えられているので年始にお時間のある人は巡ってみてはいかがでしょうか。
全てのスタンプを集めると
先着で記念品がもらえるそうなので
ご興味のある方は、これを機会に
伏見の名水を巡ってみてはいかがでしょうか
そんな金運清水のある
大黒寺の場所はコチラ↓