今回ご紹介するのは
京都市左京区の一乗寺(いちじょうじ)にある
八大神社(はちだいじんじゃ)で行われました
御日待祭(おひまちさい)です!
御日待祭とは
翌日1月15日の小正月(こしょうがつ)を迎える
お祝いとして行われているもので
本殿神事の後で本殿の周りを3周する
『お千度の儀』が行われるんですね~
ちなみに小正月というのは
元日を大正月と呼ぶのに対して出来た
お正月15日の事で
主に関西では小正月の日までを
門松を飾る『松の内』としています♪
そして小正月の日は
花正月(はなしょうがつ)とも呼ばれていて
餅等を丸めて木の枝に付ける
餅花(もちばな)を飾ったりするんですよ
また、小正月の日には
小豆粥(あずきがゆ)を食べる風習や
お正月の飾りを燃やす
『どんと焼き(とんど焼き)』や
『左義長(さぎちょう)』が
各地の神社で行われます
つまり小正月が過ぎれば
お正月は終わりという事なんですね~
そんな小正月を迎えるお祝いとして
簡単にご紹介しますと・・・
八大神社は
1294年(永仁2年)に祇園社(現在の八坂神社)に祀られている
素盞嗚命(スサノオノミコト)
稲田姫命(イナダヒメノミコト・別名、クシナダヒメノミコト)
八王子命(ハチオウジノミコト)
を勧請した事を起源とする神社なんです
この事から『北の祇園』とも
呼ばれていたそうですよ♪
※八王子命は、素盞嗚命と稲田姫命の子供にあたる神様です。
それでは早速、レポートしていきましょう♪
19時半頃八大神社の境内に付くと
宮座の人や氏子の人が本殿前に集まっている所でした
その後、境内では本殿神事が行われ
祝詞奏上(のりとそうじょう)や
玉串奉奠(たまぐしほうてん)が行われました。
ちなみに本殿の前には
お正月の注連縄や
お正月飾りが飾られているんですけれど
八大神社のお正月飾りは
ちょっと変わっていまして・・・
上から墨、干し柿、竹、みかんと並び
そしてその上になんと!
伊勢海老!!!
という、なんともおめでたいものとなっているんですよ
その後、いよいよ『お千度の儀』が行われます!
お千度の儀は
神職を初め、宮座、氏子の方々を中心に行われるんですけれど
一般の参拝者の人も参加する事が出来るんですね~♪
お千度というのは
その名前からもお分かり頂けると思いますけれど
本来、1000回お参りをするというものなんですね
けれど1000回も回っていては大変なので
現在では簡略化され、大勢で3周お参りをして
1000回という事にしているんですね。
お千度の儀の後は
再び本殿に集まり宮司一拝等が行われ
お祀りはお開きとなります。
その後、参集殿で
直会(なおらい・神前に供えたお下がりを食べる事)が
行われます
実はこの日、参拝者にも
お正月の神前にお供えしたお餅の入った
『ぜんざい』が
振舞われるんですね。
冷えた体も温まって
とても美味しかったです。
という事で、今回は御日待祭を
ご紹介しました
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